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2012年04月05日 in: ルミエール — ルミエール @ 5:41 PM

最近フェイスブックやブログでお気に入りのマンガをご紹介させて頂いているのですが、今日はジャンプで大人気連載中の『HUNTER×HUNTER』を紹介させて頂きます。
少年ジャンプということで、こちらの作品はほとんど恋愛には関係ないお話です。
主人公のゴンがハンターとなり父であるジンを探す旅に出る、というのがメインテーマなのですが、昨日発売された第30巻で、長かった『キメラアント編』が終了しました。
知らない方の為にどういうあらすじかといいますと、キメラアント(人食いアリ)は人間を餌とし、この世を脅かす新生物として人を食い、仲間を増やし続けていました。その中でも女王アリが生んだ王・メルエムは恐ろしいほどのパワーを持っていました。王は、誕生当初は自分と違う種族である人間をたんなる『餌』としてしか見ていなかったのですが、盲目の少女コムギと出会ってからは、生きる価値のある人間と共存したいと考えるようになります。しかしその圧倒的パワーと食欲、決してキメラアントとの共存は出来ない、キメラアントの王を倒さねばならないと判断した人類最強といわれるハンター協会会長のネテロさんが王と決闘します。
死闘の末、四肢をもがれたネテロ会長は自ら心臓を突き刺し、その心臓に仕込まれた爆弾によって王もろとも吹き飛ばそうとします。が、おしくも王は虫の息とはなりますが一命を取り留め、仲間の助けにより回復します。しかし、ネテロさんが仕込んだ爆弾は毒で、すでに王やその護衛軍たちの体内をむしばみあとわずかな命であることを王は悟ります。
余命いくばくとなった王は、人間を食うわけでもなく、殺戮を楽しむわけでもなく、ただただコムギに会いたい。そしてコムギと再会を果たし、幸せのひとときを過ごしたメルエムは死ぬ間際、この瞬間の為に生れてきたのだと感じるのです。
大切な人との出会いで、心もない蟻が、人間の心を持つようになるのです。
大切な人の存在ってすばらしいな、と思いました。
みなさんもルミエールで、大切な人を見つけて下さいね(*^_^*)