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日本で暮らす外国人の方に「なぜ日本で暮らすことを選んだか」という質問をすると、「日本に興味があった」「日本の文化に興味があり調べているうちに好きになった」といった意見を多く聞きます。
日本での生活を楽しまれている外国人の方の多くは上記のように、例えば芸能や漫画やアニメ、建築、歴史、ファッション、食生活その他さまざまな日本の文化に惹かれ、滞在を選んだ方が多いようです。

今回はそんな外国人男性が興味を持つものをご紹介します。
滞在歴が長い方には当たり前になってしまっているかもしれませんが、日本に来てまだ間もない方にはとても新鮮に見えるようですよ。

◆自動販売機
アジア圏以外には飲み物の自動販売機はほとんどないようです。
あったとしても警備員のいる商業施設や駅などに限られ、日本のように路上に無人でたたずんでいることはほとんどありません。
その理由は治安の悪さが原因で、路上に放置された自動販売機はあっという間に破壊されて中の飲み物もお金も奪われてしまうからだとか。
また、海外の自動販売機は温かい飲み物と冷たい飲み物は別の自動販売機でないと提供できなかったり、日本のようにサンプルを見てドリンクを選んだりすることができないので、日本の自動販売機の「視覚的にわかりやすく24時間いつでも冷たい飲み物や温かい飲み物がワンタッチで買える」という点がとても人気です。

◆温泉
特に欧米では湯船につかる習慣が少なく、シャワーブースはあってもバスタブのない家もあります。これは、日本と違って気候が違うことや、バスタブにゆっくりつかるのではなくこまめにシャワーを浴びて汚れや体臭を洗い流すといった文化の違いです。
また、海外では基本的に家族で一緒にお風呂に入ることはせず、特に性別の異なる親子(父と娘など)はセンシティブな理由から避けられています。
海外でも温泉はありますが、水着を着用して体は洗わないプールの亜種のような位置付けですので、日本の不特定多数の他人が裸で一緒につかる温泉には驚く方も多いようです。
しかし、温泉は一度は体験すれば病みつきになる文化で、特に四季折々の季節が楽しめる露天風呂が大好きな外国人男性は多いようです。
また、長野の地獄谷温泉の名物でもある温泉に入るサルは海外では「スノーモンキー」と呼ばれ、温泉サルを見るために来日する外国の方もいるそうです。

◆カプセルホテル
日本人からすると「なぜ?!」と感じるかもしれませんが、カプセルホテルは外国人男性の興味をそそるそうです。
海外にある日本のカプセルホテルのような建物は広いエリアをカーテンや衝立で仕切りベッドを備え付けたものや、ドミトリー型のものが多く、プライバシーの配慮や防犯面でも不安があるため、日本のカプセルホテルのような狭いけれど清潔で安心で安全な施設や、きっちりと積み上げられた一人用のボックスはどこか宇宙船のキャビンを思わせるようで人気があります。