12月 22, 2016
クリスマスのお話
こんにちは! 明後日12/24はクリスマスですね! 皆様はクリスマスの由来ってご存知でしょうか? ミッション系の幼稚園や学校に通われていた方ならピンとくるかもしれませんね。 そう、正解は英語で「Christ(キリスト)のmass(ミサ)」と書かれる事からも… 「イエス・キリストの誕生日」です。 ただし、キリスト教ではキリスト教の誕生日であるクリスマスよりも、 復活日の方が重要とされるようで、日本と同じく現在では一年の内の イベントの一つととらえられているようです。 日本では1549年(天文18年)にフランシスコ・ザビエルがキリスト教布教のために 日本を訪れますが、これ以降日本でクリスマスが行われるようになります。 といっても、まだまだキリスト教はメジャーな宗教ではありませんから、 一部のキリシタンたちがこの時期に特別な祈りを各自捧げた程度の物だったようです。 キリスト教の弾圧や鎖国中は大っぴらにクリスマスをお祝いする事は難しくとも、 キリシタンの多い長崎では「オランダ冬至」といった言葉に言い換えクリスマスは続いていきました。 そして現在の様なクリスマスが広がっていくのは明治以降、 正岡子規の詩に「くりすます」や「さんたくろう」といった言葉を見ることが出来ます。 日本ではクリスマスプレゼントはベッドわきに吊るした靴下や、 枕元にサンタクロースが置いていくことが定番ですが、 これはサンタクロースのモデル「聖ニコラウス」が貧しい家庭の煙突から小銭を投げ入れ、 暖炉(暖炉と煙突は繋がっています)に干していた靴下の中に入ったことが由来です。 また、ヨーロッパではクリスマスツリーの下にプレゼントがおかれる場合が多いようです。 「現在でもサンタさんがプレゼントをくれる」という風習は実は日本独自の物で、 おもちゃ屋が広めた商戦の一つ。 海外では各自がプレゼントを用意し、 もみの木の下で交換しあう「慈愛の日」という位置づけの様です。 ただし、ヨーロッパでは一年を良い子にしていた子供はプレゼントをもらえますが、 悪い子はサンタクロースの助手のクネヒト・ループレヒト(黒いサンタ)に 黒炭や家畜の内臓等の嬉しくないプレゼントを押し付けられたリ、 おおきな袋に詰め込まれてさらわれてしまうなんて怖い話も。。。? ドイツのお母さんたちは 「悪い子にはクネヒト・ループレヒトが来るよ!」と言って 子供をたしなめるそうで… さながらなまはげのようですね( ´艸`) ではまた!!