こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
米国の公用語は英語です!と言いたいところですが、「人種のサラダボウル」の評判に配慮してか、公用語の制定はありせん。
英語はあくまでも、「事実上」公用語のような扱いとなっているだけなのです。
今月上旬、スペインに本拠地を置くセルバンテス文化センターは、「米国がスペイン語話者の人口で世界第2位となった」と発表しました。
ちなみに1位は、もちろんスペイン本国!!…ではなく、米国お隣のメキシコ合衆国(以下、メキシコと呼称)です。
実は米国でスペイン語話者が増えるのは、ほとんどがこのメキシコからの移民が要因しています。
メキシコの公用語がスペイン語なので、移民とその子孫といったスペイン語話者人口が多くなるのです。
米国に於けるこうしたスペイン語話者は「ヒスパニック」や「ラティーノ」と呼ばれ、経済面や文化面の摩擦等、問題を抱えていることもしばしば。
こうした複雑な事情もあるのは確かですが、多人種多民族国家ならではの魅力もいっぱいです。
ヒスパニック・ラティーノ文化が気になる方は、カリフォルニアやニューメキシコ等の南西部の州への観光がお勧めですよ☆
それにしても、万が一「日本語話者の数が、日本よりも米国のほうが上」なんていう瞬間が来たら、かなり不思議な気持ちになりそうですよね……
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
骨が折れるものの、期待でいっぱいの中進んでいくのが旅支度というもの。
スーツケース内には、たくさんの生活用品や夢が詰まっているはずです☆
しかしこの旅支度を上手く成功させないと、フライトで機体は空へ舞い上がれど、テンションは地の底にあるかの如く、気分は落ち込んでしまう……なんてことになりかねません。
飛行機に乗る際に、荷物に関して様々な制約があることは、皆さんご存知かと思います。
特に手荷物に対する規則は厳しく、「液体の類を持ち込むときは、100ml以下の量にして必ず透明のジップロックに入れること!!」という、ドキドキのイベントを経る必要があります。
こうした荷物検査は、すべてテロ等の犯罪を防ぐために設けられています。
悪事を働く気なんか毛頭無い一般市民からしてみれば、面倒極まりない話なのですけれど、安全面を考慮するならば避けては通れない大事な制度です。
特に米国はテロへの危機意識もすこぶる高く、他国よりも厳重な荷物検査の基準を定めています。
さて数年前、留学を目前にしていた私は、人生初のフライトにそれはもう恐怖を抱いておりました。
この不安を治めるべく、「我が子同然に可愛がっているぬいぐるみを連れて行きたい」と申し出たところ、留学エージェントはぴしゃりとこう言い放ちました。
「ぬいぐるみは、中に麻薬や危険物を忍び込ませていると思われる。検閲時、ズタズタにされる可能性が高い」
もちろん、即、諦めました。
このように、予め荷物検査の詳細を把握しておかないと、大切な所持品を失うことになる危険すらあります。
そこでお待ちかね!今回の「お役立ち情報」をお読みいただけたなら、荷物検査への準備も万端となることでしょう!!
是非ともこちら↓↓をご参照の上、大事な荷物と共に快適な渡米をなさってください♪
■アメリカ入出国時の受託手荷物マメ知識
ちなみに画像は、上記の我が子同然のぬいぐるみです☆
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
7月4日の、米国「独立記念日」が近付いてきました!
国の数ある祝日の中でも、独立記念日は最も盛大に開催されるとしても過言ではない記念日です。
米国の独立宣言発表は1776年。当時から200年余と、大国にして相当に新しい国です。
イギリスを初めとする、ヨーロッパ諸国の支配下にあった米国がなぜ独立に到ったかと言いますと、フレンチ・インディアン戦争(1754-1763)で、イギリスが大きな経済的損失を抱えたのがそもそものきっかけです。
少しでも費用を回収するため、イギリス本国が何をしたか。米国を支配していた、植民地のイギリス人たちに対する課税の強化です。
植民地イギリス人側に、議員を選出しての発言権が認められていないにも関わらず、税収だけは日に日に重くなるばかり……
植民地側イギリス人は、「代表無くして課税無し!!」をスローガンに、本国への不満をひたすら募らせていくのでした。
こうして、いわゆる米国「13の植民地」が独立への意志を確固たるものにしていったのです。
お金に目が眩んだあまり現場の事情を無視しして、権力に飽かせて暴政を働くとろくなことにならない……そう実感いたしました。
それはそうと、米国の独立戦争が終結し、本当の意味で独立を果たすことができたのは、1783年のことです。
終結時のパリ条約ではなく、独立宣言を謳った当時を独立記念日に制定していることが、妙に奥深いことのように感じられます。
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
以前、留学先でイギリス人の女の子と一緒に住んでいたときに、ちょっとしたハプニングに遭いました。
ロンドン出身の彼女はある晩、私へ突如こう言い放ったのです。
「ねえ、あなたはイギリス英語とアメリカ英語、どっちが好き?」
えっ?
当時の私は「クイーンズイングリッシュ」や「アメリカ英語」と呼ばれる存在のあることは知っていましたが、
両者の具体的な違いまでは露も把握しておらず、ましてや「好き嫌い」で語る対象として認識できるほど、詳しい状態にはありませんでした。
ただ一つ断言できるのは、目の前のイギリス人の目が相当に座っていて、自分は返答を誤ればただでは済まない状況下に置かれている、ということです。
白状します。私は彼女の視線があまりにも恐ろしくて、「ははは、もちろんイギリスの英語だよ!!」という言葉を発していました。
私の答えを聞いた彼女はたいそう満足そうな顔を見せ、「当然よ」と言い残し去っていきました。
さて、新大陸「発見」後にイギリス人の入植によって英語が広まった米国ですが、
実は意外や意外、エリザベス1世の時代の英語を流入したためか、イギリス英語よりも古い形を保っている場合もあるそうです。
そもそも、あれだけ広大な土地の米国。もともとは他の国でさえあった地域も加わっていますので、同じ英語でも言葉の違いは実に顕著なものとなることでしょう。
「アメリカ英語」という、研究し甲斐のありそうな存在。これを探るための米国旅行を、いつの日か実践させてみたいものです。
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
来る6月21日といえば、そう……父の日ですね!
父の日のプレゼントというと、やはりネクタイの人気が根強い印象です。
クールビズも何のその。家族から贈られたネクタイは、お父さんにとって掛け替えの無い宝物なのだろうなと思います。
さて、日本では父の日は6月の第3日曜日です。実は、奇しくも米国でも父の日は同じく6月第3日曜日。
おお、何たる偶然!と感激する私に、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
「そもそも父の日の発祥は、米国だった!」と…!!
実は、父の日の始まりは1909年の米国ワシントン州でのこと。
ソノラちゃんという女性が、男手1つで育ててくれたお父さんのために、牧師先生へ頼み込んで礼拝をしたのが成り立ちだそうです。
その礼拝をした日が、彼女のお父さんの生まれ月であった6月のことでした。
そして翌年、既に母の日の存在があるなか、ソノラちゃんは「父の日もあるべきだわ!」と、牧師教会へ向けて声を上げたと言います。
時は流れて1916年。当時の大統領ウッドロー・ウィルソンは、彼女の故郷を訪れて演説を行いました。
これが、父の日が広く認知されるようになった経緯です。
更に年月が経過し、時代は1966年。当時の大統領リンドン・ジョンソンが大統領告示によって父の日を称賛し、6月第3日曜日を父の日に取り決めたと言います。
その後1972年、米国の正式な記念日として制定されました。
また、母の日の花がカーネーションであるのに対して、父の日はバラ。
これも、ソノラちゃんがお父さんの墓前に白いバラを供えたことに由来します。
父の日という1日は、「感謝の意を表したい」という強い願いや行動によってできたのですね。
米国発祥の素敵な記念日のご紹介でした☆
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
6月14日は、米国では“Flag Day”という祝日に当たります。
日本では祝日のことを「旗日」と言うことがありますが、
そうした意味合いではなく、純粋に国旗に関する「旗の日」という祝日です。
今回は、米国の国旗についてお話してみましょう☆
スッと伸びる計13本の赤と白のストライプ。そして左上の濃紺カントン、そこに散りばめられた50の星々。
「星条旗」の呼び名で親しまれる「合衆国国旗」は、日本でも言わずと知れた存在です。
赤は勇気、白は真実、青は正義を、それぞれ表しているのだとか。
ちなみに赤白ストライプの総数は独立当初の州の数です。
また、星の数はそのときの州の数に相当するので、星条旗のデザインはしょっちゅう変化してきました。
星条旗が米国の国旗として制定されたのは、独立翌年の1777年6月14日のこと。
当時は13の州しか無かったため、星の数も13個だけでした。
いまの50個の星が輝いているデザインは、星条旗史上最も長く利用されています。
ところで、普通は国旗というものは横向きの状態を想定しています。
縦向きに掲揚する場合、「時計回りに90°回転」という国際規定があるのですが、星条旗は例外です。
青のカントンが必ず左上に来るように、時計回りに90°回してから、更に裏返すというのが正式な掲げ方だとか。
ただでさえ、向きの間違いで大きなトラブルになることが多い国旗掲揚。イレギュラーで泣かせてくる星条旗は、ちょっぴりはた迷惑かもしれません…はただけに。
さてさて。通りすがりに見掛けた星条旗も、裏返しの手順を踏まず向きが誤っていたのですが、近くには鏡があったので、映り込む姿はバッチリでした!
星条旗の“Old Glory”(古き栄光)という別名も格好いいなと思います☆☆
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
先ほど、エスタ.com担当ではないスタッフへ、好きなおにぎりの具を訊ねるかのように「アメリカでどの州が一番好きですか?」と質問したところ、返答に困らせてしまうという事案が発生いたしました。
それもそのはずです。いくら米国が50という非常に多くの州に恵まれていたとしても、各州について知る機会が無かったなら、好きになりようがないのですから……
そんな悩めるエスタ.comブログ担当者の元に、何とも嬉しいお役立ち情報が届いたではありませんか!!
題して「旅行に役立つ州ごとの特徴」という今回のコンテンツ。
あなたの推しメンならぬ推し州の紹介もあるかもしれませんので、下記リンクより是非ともご覧ください♪♪
■旅行に役立つ州ごとの特徴
いかがでしたか??私の大好きなカリフォルニア州の紹介もありました!
米国では各州の独立性の強さから、連邦政府に並ぶ権限を州が持っていることが多いです。
法律も、連邦法と州法とがあり、日本では総じて「アメリカ法」と呼びます。
米国の「銃社会」などという呼称一つ取り上げてみても、規制に関しては州毎に大きく異なるので、十把一絡げに語ることはできません。
また、米国の州が増えたり減ったり…という歴史の背景には、他国との戦争があります。
特に、今回ご紹介しているニューメキシコ州についても、米墨戦争で多くの犠牲者が出たことは痛ましい事実です。
上記のページで興味を持てる州ができたなら、歴史を調べてみるのも旅行を充実させる手段になります。
輝かしい歴史ばかりではないかもしれませんが、だからこそ知ることも時には必要かもしれません。
ところで、冒頭の質問時に「日本人に一番人気のある州ってどこでしょうかねえ」と付け加えたところ、「ハワイじゃないでしょうか」との即答をいただきました。
た、確かに…!それでは、ハワイのビーチの写真をどうぞ☆
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
日本が世界に誇る、漫画・アニメ文化。皆様はお好きですか?
私は、漫画やアニメ、ついでにゲーム等はまあせいぜい3度のご飯より好きという程度なのですが、日本の作品たちが海外でどのように親しまれているのかは、非常に興味があります。
今回は、日本の漫画・アニメ作品が、米国でどのような英題を与えられているのかをご紹介しましょう!
◇『ポケットモンスター』→“Pokémon”
原題のままだと、英語圏特に米国では教育上あまり宜しくないスラングになってしまうそうです。日本でも大抵縮めて「ポケモン」と呼ばれるので、むしろ自然な気がします♪
ところで、é はアクセントの位置ということで良いのでしょうか…。
◆『天空の城ラピュタ』→“Castle in the Sky”
英題はイギリス版の“Laputa: The Flying Island”というものも存在するのですが、米国版では“Laputa”を取り払っています。
ヒスパニックへの配慮から、スペイン語で「売春婦」の意味となってしまう“La puta”の表記を避けたと言われています。“pu”ではなくて“pyu”じゃいけなかったのでしょうか。
◇『るろうに剣心』→“Samurai X”
Oh…… 確かにX型の傷はあるけども。「流浪人」の英訳が難しそうではあるけども。
「侍」って何だか海外ウケしそうではあるけども…!!
何だか無性に解を求めたくなるようなタイトルですよね。
この他にも、登場人物の名前が米国向けに差し替えられるケースもあります。
個人的に印象深いのは、ゲーム『ドラゴンクエスト8』のキャラクター「ククール」が、
北米版では“Angelo”という名前になっていたことです。
何でも、「ククール」という単語が、ベンガル語で「犬」(手下風の意味合い)を表すからだとか。
上記のスペイン語話者向けの変更のみならず、ベンガル語話者への配慮も行うとは…。
多人種多民族国家としての米国の顔を、再認識した気がしました。
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
前回は、文化によって変わってくる「名前の発音等」について記載しました。
ところで、英語圏で同じ国内なのに本来の名前と変わってくるものといえば、「短縮形」です。
日本でも、本名を元にあだ名を決めることが多いですよね。
私の友人のチヅルちゃんは、よく「ちーちゃん」と呼ばれるのですが、彼女の家庭は女性陣全員、名前が「ち」で始まるので、訪問時には気を付けなければなりません。
さて、チヅルちゃんが「ちーちゃん」と呼ばれたり、蔵ノ介くんが「クラりん」と言われたりするのはわかるのですが、
英語圏の名前には、「その本名からどうしてそんな呼び方に!?」と、驚くようなものも多いのをご存知ですか?
例えば、“Ellen”という女性名。短縮形は、“Nell”です。エレンとネル…なぜ…。
綴りを反対から読んでみたの、と言われればわかる気がしますが、
だとすればなぜ反対から読んだのかが気になります。
同じ正式名でも、複数の短縮形を持つものもあります。
“Robert”という名前には、“Rob”や“Bert”という納得のいくものに加え、
“Bob”に“Bobby”という、雰囲気ががらりと変わってしまう短縮形も存在します。
私なんか小さい頃、“Bobby”の正式名称が“Bob”なのかと思っていましたよ…。
日本のあだ名と違うのは、英語圏では短縮形の名前が、本名と同様の位置付けで扱われる点です。公文書署名にだって、ばっちり用いられるのです。
こうして「愛称」や「あだ名」とは一線を画す立場であるがゆえに「短縮形」と言われるのですが、中には“Ann”の短縮形(?)が“Nancy”になる等、却って綴りも発音も長くなるケースがあります。
ちなみに私は留学先で、“Kim”という女の子と出会ったのですが、最初に名前だけ聞いたときは、韓国人なのかな?と勘違いしてしまいました。
とてもふわふわした印象の彼女の本名が“Kimberly”だと知ったとき、やや勇ましいその響きにギャップを覚えたものです(笑)
こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
日本では、外国人の名前をカタカナで表すのが普通ですが、
実際の発音はカタカナ表記のそれとはまったく異なるのが常ですよね。
例えば英語圏の Michael は マイケル と記されますが、
いざネイティブの発音を聴いてみると、マィコゥ…のような。マイケルとは違うかな、といった感じです。
このように、外国人の名前の発音は一筋縄では行かないものが多々ありますが、逆に外国人からしても我々日本人の名前の発音は難しいことがあるようです。
例えば、「ノリコ」さんという名前が米国留学をしていた際、
どんなに「私の名前は“Noriko”よ!」と説明しても、周囲は断固、“Moriko”と呼び続けたといいます。
幾度の主張にも関わらず「モリコ」呼びが改善しなかったのですから、
単に本来の名前が聴き取りづらかったから、というわけではなさそうです。
私も留学中に、似たような体験をしました。
クラスメイトの韓国人の名前が、欧米人にはどうも発音が困難ということで、
韓国人たちは、カタリーナやフェデリコ等、全員欧米風のニックネームを用いることとなったのです。
ちなみに、日本人の耳からしても、韓国語ネイティブの発音は、
よくある「ペ・ヨンジュン」や「イ・ヨンエ」等のカタカナ表記のそれとはまったく異なる複雑なものでした。
米国は多人種多民族国家なので、話し相手によって、色々な言語風に読み方をアレンジして発音されることもあります。
私の下の名前の最初の文字は「は」なのですが、スペイン語圏出身の人からは、
“H”を発音しない「あ」で呼ばれていました。
お互いにちょっともどかしい気は拭えないのですが、
名前の発音が変わったことで、普段とは少し違う自分になったような気分を楽しむのも良いかもしれません☆