スタッフブログ

英語圏名の「短縮形」とは

こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
前回は、文化によって変わってくる「名前の発音等」について記載しました。
ところで、英語圏で同じ国内なのに本来の名前と変わってくるものといえば、「短縮形」です。
日本でも、本名を元にあだ名を決めることが多いですよね。
私の友人のチヅルちゃんは、よく「ちーちゃん」と呼ばれるのですが、彼女の家庭は女性陣全員、名前が「ち」で始まるので、訪問時には気を付けなければなりません。

さて、チヅルちゃんが「ちーちゃん」と呼ばれたり、蔵ノ介くんが「クラりん」と言われたりするのはわかるのですが、
英語圏の名前には、「その本名からどうしてそんな呼び方に!?」と、驚くようなものも多いのをご存知ですか?
例えば、“Ellen”という女性名。短縮形は、“Nell”です。エレンとネル…なぜ…。
綴りを反対から読んでみたの、と言われればわかる気がしますが、
だとすればなぜ反対から読んだのかが気になります。
同じ正式名でも、複数の短縮形を持つものもあります。
“Robert”という名前には、“Rob”や“Bert”という納得のいくものに加え、
“Bob”に“Bobby”という、雰囲気ががらりと変わってしまう短縮形も存在します。
私なんか小さい頃、“Bobby”の正式名称が“Bob”なのかと思っていましたよ…。
日本のあだ名と違うのは、英語圏では短縮形の名前が、本名と同様の位置付けで扱われる点です。公文書署名にだって、ばっちり用いられるのです。
こうして「愛称」や「あだ名」とは一線を画す立場であるがゆえに「短縮形」と言われるのですが、中には“Ann”の短縮形(?)が“Nancy”になる等、却って綴りも発音も長くなるケースがあります。
ちなみに私は留学先で、“Kim”という女の子と出会ったのですが、最初に名前だけ聞いたときは、韓国人なのかな?と勘違いしてしまいました。
とてもふわふわした印象の彼女の本名が“Kimberly”だと知ったとき、やや勇ましいその響きにギャップを覚えたものです(笑)