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日本文化の渡米

こんにちは!エスタ.com担当の上野です。
日本が世界に誇る、漫画・アニメ文化。皆様はお好きですか?
私は、漫画やアニメ、ついでにゲーム等はまあせいぜい3度のご飯より好きという程度なのですが、日本の作品たちが海外でどのように親しまれているのかは、非常に興味があります。
今回は、日本の漫画・アニメ作品が、米国でどのような英題を与えられているのかをご紹介しましょう!

◇『ポケットモンスター』→“Pokémon”
原題のままだと、英語圏特に米国では教育上あまり宜しくないスラングになってしまうそうです。日本でも大抵縮めて「ポケモン」と呼ばれるので、むしろ自然な気がします♪
ところで、é はアクセントの位置ということで良いのでしょうか…。

◆『天空の城ラピュタ』→“Castle in the Sky”
英題はイギリス版の“Laputa: The Flying Island”というものも存在するのですが、米国版では“Laputa”を取り払っています。
ヒスパニックへの配慮から、スペイン語で「売春婦」の意味となってしまう“La puta”の表記を避けたと言われています。“pu”ではなくて“pyu”じゃいけなかったのでしょうか。

◇『るろうに剣心』→“Samurai X”
Oh…… 確かにX型の傷はあるけども。「流浪人」の英訳が難しそうではあるけども。
「侍」って何だか海外ウケしそうではあるけども…!!
何だか無性に解を求めたくなるようなタイトルですよね。

この他にも、登場人物の名前が米国向けに差し替えられるケースもあります。
個人的に印象深いのは、ゲーム『ドラゴンクエスト8』のキャラクター「ククール」が、
北米版では“Angelo”という名前になっていたことです。
何でも、「ククール」という単語が、ベンガル語で「犬」(手下風の意味合い)を表すからだとか。
上記のスペイン語話者向けの変更のみならず、ベンガル語話者への配慮も行うとは…。
多人種多民族国家としての米国の顔を、再認識した気がしました。