サンライズキッズ看護師のコラム

汗をかく時期に見られるポツポツ湿疹 2022-9-14

残暑も厳しくまだまだ汗ばむ季節ですね。

子どもの首・胸・背中・腕・オムツに触れる部分などに湿疹が出来ることが悩ましい時期であるとも言えます。

子どもは自分から症状を伝えることが難しく、適切なケアをしないと悪化してしまう事もあるので、日常で出来そうな簡単なケアについてお話したいと思います。

 

『汗疹(かんしん)=あせもとは?』

汗腺の穴が詰まってしまいそこに炎症が起きることが原因です。

皮膚の表面に1-2mmの水膨れ様の湿疹(水晶様汗疹)が出来たり、ピンク色の湿疹(紅色汗疹)が出来たりします。

水晶様汗疹はかゆみが無く数日で治ることもあるため気が付かれないこともあります。

紅色汗疹はかゆみを伴う赤い湿疹がたくさん出来るため掻き過ぎて悪化しやすいこともあります。

 

『防ぐためのケア』

室内で過ごす場合は、適温適湿な室内で吸水性通気性の良い衣類で過ごし、汗をかいたら身体を拭いてこまめに着替えをしましょう。拭くときはタオルで強くこすらないようにし、濡れタオルによる押さえ拭きやシャワーでの洗い流しの方が効果的でしょう。

室外で過ごす場合は、水遊びの時間を確保したり、ぬるま湯によるシャワーをしたりして汗を洗い流す機会を作りましょう。

『汗疹ができてしまったら』

皮膚を清潔に保つことが一番なので、汗をこまめに流していれば1週間程度で軽減します。

かゆみを伴う場合は、そこに触れないような衣類を着用し、湿疹部分は冷やしてあげると和らぐでしょう。掻き過ぎると、湿疹部分が化膿してとびひなどの感染症をおこすこともあるため要注意です。

お子様の爪が伸びて皮膚を傷つけないかも見てあげましょう。

 

サンライズキッズ保育園では、適温(夏期25-28℃ 冬期18-23℃)適湿(50-60%)な環境で保育していますが、外遊びなどで発汗が多ければ身体を拭いてから更衣をするなど、子どもの身体が清潔に保てるよう心掛けています。

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子