危ない!その使い方! 2024-2-11
天気の良い日は公園で遊んでいるご家族を沢山見掛けます。しかし、天気が悪い日はショッピングモールなどで過ごすご家族も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのがショッピングカートの使い方です。「あ、あぶない!」とヒヤヒヤした経験が何度かあります。
折角の楽しいショッピングが子どもの怪我で台無しになってしまわないように注意して頂きたいポイントをお話したいと思います。
『好奇心』
1.2歳は自我が芽生え、自分で何でもやりたくなり、好奇心も旺盛になる時期です。
そのため、ショッピングへ一緒に行くと「ひとりで歩きたい」と思う子どもの気持ちと、
「どこかへ行ってしまわないか?」と不安になる親の気持ちがぶつかり合い、最終的にショッピングカートに乗せてしまえば子どもも喜ぶし、安全だろうという結果に至ることはありませんか?
1.2歳児がカートに乗っている姿をよく見ます。しかし、座面の上に立ち上がっている姿や、座面からズレて興味のあるものに手を伸ばしている姿や、商品かごの方に乗せられている姿を見て、とてもヒヤヒヤします。
好奇心が旺盛な時期の為、一瞬のハプニングで頭から転落する危険が充分にあります。
『高さ』
ショッピングカートの上に立ち上がると、約80-90㎝の高さになります。
2歳未満の場合、100㎝程の高さからの転落は危険です。ショッピングセンターなどの床は硬いところもあり、頭蓋骨骨折の恐れもあるので医師の診察を受けた方が良いでしょう。
楽しい一日を過ごすためにも、事故にならないようショッピングカートの使用は正しくしましょう。
子どもは必ず子ども椅子に座らせ、ハーネスやベルトを締めましょう。そして、立ち上がると転落することを繰り返し子どもに話し、目を配りましょう。
次回のコラムは、子どもが頭部打撲した場合の対処についてお話したいと思います。
サンライズキッズ保育園では、保育士の目配りだけではなく、明るく清潔な環境、転倒に配慮したクッション材使用の壁などで子どもたちへの安全を常に徹底しています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子