サンライズキッズ看護師のコラム

5月病って子どもにもあるの? 2022-5-11

 

4月の新社会人や新入学生などの大人や高校生に見られる病気と思われがちな5月病。

実は幼児期でも見られます。

そして正式な医学用語ではありません。

頑張り屋さんは新しい環境に適応しようとして、日々緊張状態が続きストレスが蓄積されていきます。そして大型連休を挟むと、そこで緊張状態が無くなり一気に無気力になったり、元気がなくなったりしてしまいます。それを、いわゆる子どもの5月病と呼んでいます。

 

『子どもはどんなサインを出すの?』

・表情が暗い、無表情

・食欲がない

・寝つきが悪い

・大好きなおもちゃに興味を示さない

・ぐずつきが増える

・登園拒否する

 

『どんな子がなりやすい?』

・几帳面で真面目

・何事もがんばろうとする

 

『5月病っぽいと思われた時に保護者としてできる事』

・生活習慣が乱れないように睡眠時間を確保すること(早く寝て朝日を浴びることが大事)

・食事は栄養のバランスをよくすること

・自宅でダラダラ過ごすのではなくお外遊びなどで身体を動かすこと

 

・忙しい時期でも子どもを急かしたりしないでゆったりとした時間を確保すること

・子どもと一緒にいる時間は話をよく聞いてあげること

・大好きな遊びに没頭できる時間を確保してあげること

 

大人には大人の世界があり、子どもにも同じように子どもの世界があります。

子どもの世界には大人社会のルールは通用しないこともあり、子どもだからこそ見えている世界があります。新しい環境下に置かれ、そこに適応しようと頑張っている時期だからこそ、自宅ではプレッシャーの掛かることが無いようにしたいものです。

子ども一人一人のペースに合わせて、ゆったりと見守ってあげることが一番効果的と思われます。

 

サンライズキッズ保育園  看護師 浅井 恵理子