サンライズキッズ看護師のコラム

じめじめした季節の到来 2022-6-9

春から夏に移行する時期に訪れる梅雨。気温が下がる日もありますが、気温が上がると湿度も高い梅雨の時期はジメジメと不快に感じることも多いでしょう。

沖縄と関東はすでに梅雨入りし、九州やその他の本州もそろそろ梅雨入りすると言われていますね。

多くの大人が憂鬱に感じるこの季節でも、子どもにとっては新しい発見のある時期かもしれません。子どもの目線に立ってみて季節の移り変わりを一緒に楽しんでみるのも良いでしょう。

 

『子どもに梅雨を伝えてみる』

難しい言葉で説明しても乳幼児には理解ができないので、週間天気予報の雨マークを見せてみたり、実際に空の色や雲の色を見せてみたりして、太陽に会えない日が長く続くんだよと説明する。そのあとに、実際に空を見せて同じ雲の絵や雨の絵を選択していたらある程度理解しているかもしれません。

 

『雨の日の遊びはどうしよう』

室内遊び

・雨の日にちなんだ絵本を選択して読み聞かせ、季節を感じてみる

・不要になった牛乳パックやトイレットペーパーの芯、段ボール、古紙などを使って工作をする

・外遊びが出来ず身体を十分に動かす時間が少ないので動画配信サービスを利用して親子エクササイズを楽しむ

 

外遊び

・雨の音を聴く(屋根に落ちる音・傘に当たる音・沢山降るときの雨音など)

・傘、レインコート、レインシューズを体験する(傘の危険性を説明)

・水たまりの楽しさと危険性を伝える

・雨に濡れた花や葉っぱを観察する

・雨の日に見られる生き物の観察をする

・虹が見えたら色を伝えて帰宅後に一緒に描いてみる

 

『過ごし方の注意点』

気温の変動が激しいので、調整できる上着や重ね着できるものを必ず準備しましょう。また、濡れた衣類を嫌がる子どももいるのでお出かけの際には靴下から下着までの着替えは準備しておきましょう。

雨の日は薄暗い日も多いため明るい色を身に着け目立つようにして子どもの安全を守りましょう。

室内で過ごす際は、除湿をして不快指数を下げると心地よいですが、室温の下がりすぎや、逆に乾燥しすぎないようにはつとめてください。

 

 

天候不良で予定が変更になったり、洗濯物が溜まってしまったり、大人にとっては不快指数の高い梅雨時ですが、こんな時にしか出来ない経験を子どもと共にし、楽しんで笑って過ごしてみるのはいかがでしょうか?

 

サンライズキッズ保育園では梅雨のお知らせをお歌や壁面飾りで子どもに伝えています。今の時期では『かたつむり』を歌ったり、リトミックでカエルの動きを真似たりなど楽しみながら伝えています。

 

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子