赤ちゃんの肌って気持ちいい 2022-9-16
赤ちゃんの肌ってモチモチしていて、みずみずしくて、ツルツルしていて気持ちいいと感じる方は多いのではないでしょうか?でも本当に水分が多くてみずみずしいのでしょうか?
しわもシミもなくてピカピカしていてどうして大人とこんなに違うのか疑問がありますね。
今回は赤ちゃんと大人の肌の違いについてお話したいと思います。
『基本的な皮膚の構造』
皮膚は一番上から表皮、真皮、皮下組織の三つの層から出来上がっています。
表皮は0.2mm以下の厚さで表皮の一番外側にある角質層では細胞が新しいものに入れ替わっています。その角質層は水分保持機能や外部刺激から守る機能が備わっています。
真皮は毛細血管・リンパ管・神経が通り、皮脂を分泌する脂腺や汗腺もあります。
皮下組織は脂肪細胞で出来ていて太い血管が通っています。
『赤ちゃんの肌とは?』
子どもの肌は大人の半分程度しか厚みもなく、未完成で外部刺激から守る力も弱く、角質層の水分保持機能も低いので肌の水分量は大人と比較すると低めです。
そのため外部刺激に敏感で、乾燥しやすく、かゆみや湿疹が出来やすい状況にあります。
『そんなデリケートな肌を守るためには?』
身体を洗うときには泡立てた石鹸で包み込むように洗い、こすり過ぎはやめましょう。
また乾燥しやすいので低刺激の保湿液を使用したり、ワセリンでガードしてあげるなど肌を守ってあげるのも良いでしょう。
肌の活性化に役立つオキシトシンは子どもとの触れ合いで分泌されると言われています。
スキンケアを親から子へしてあげることもスキンシップになります。日頃のスキンシップにプラスアルファでお肌のケアを取り入れてみても良いのではないでしょうか。
サンライズキッズ保育園では、日頃から愛情いっぱいの保育を行っていますが、触れ合い遊びも日常に取り入れて子どもとのスキンシップも大切にしています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子