万能なワセリン 2023-3-17
赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使えるワセリン。
赤ちゃんのいるご家庭には一つはあるのではないでしょうか。
私自身も肌のかさつく部位に使ったり、ハンドクリームとして使用したり、革製品の管理に使用したりと、色々便利で重宝しています。
『ワセリンの成分』
原油から不純物を取り除き、高純度にしたもの
水に強く、酸化するのも遅い為、持ちが良い
『効果』
肌に塗ると、肌表面を油膜で覆い、水分の蒸発を防ぐことによって肌を保湿する
『子どもへの使い方』
・肌の乾燥が気になる部分は保湿剤でしっかりと保湿した後に、ワセリンをしっかりと塗ってカバーします
・おむつかぶれをしやすい子どもには、かぶれる前に肛門周囲や陰部にたっぷりとテカテカするほどかぶせるように塗ります
・おむつかぶれを起こしてしまい、医師から塗り薬が処方された場合は、その薬が浸透しやすいように薬の上からワセリンをたっぷりとかぶせます
・衣類などによる擦れで皮膚が赤くなるような場所に予め塗って、滑りをよくして擦れを予防します
・鼻水やよだれなどを頻回に拭き取ると皮膚が荒れてくるので、一度きれいにしてからきちんと保湿をしてからテカテカに塗って保護します
『注意点』
ワセリンは安全性が高く日常使いに問題ないと言われていますが、アレルギー体質の場合は事前にかかりつけ医に相談することや、パッチテスト(肌の一部に極少量をつけて数時間後に赤くなったり痒くなったりしないか確認すること)をお勧めします。
また、化膿している部位には油膜がバイ菌の排出経路を塞ぐ形になってしまうので使用を止めましょう。
サンライズキッズ保育園では、お預かりは出来ませんがお子様へ塗布してから登園して頂く事は問題ありません。塗布している理由や場所を教えて頂くと、お子様の皮膚の状態を観察する上で必用な情報になるのでご協力お願い致します。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子