子どもの命を守るのは大人 外出編 2022-8-18
子どもにとって外出は、自宅では聞こえない音や見たことのないものが沢山ある楽しい時間です。しかし、屋内でも屋外でも危険はつきものです。そんな危険は大人によって回避できるものも多く、子どもの命を守るのも大人の役割と言えるでしょう。
今回、大人が気を付けたい子どもを守るための事故防止策について考えてみました。
『ベビーカーや歩きでのお出かけ』
暑い季節は、体の小さい子どもが歩くときに地面からの放射熱に気を付けましょう。
これはベビーカーでも同じです。大人よりも地面から近いため温度も3-4℃高くなることが考えられます。日陰を歩くことを心掛け、市販のひんやりグッズを有効活用しましょう。
また、子どもは色々なものに興味を持ち手で触れたくなります。鋭利なものが手の届く範囲にないか、温度は大丈夫かなどを大人が見て触って確かめるよう心掛けましょう。
『車でのお出かけ』
夏にエアコンをかけているからといっても、車の中は密室状態でいつ何が起こるかわかりません。特に夏は数分で高温に達するため体温調節の未熟な子どもであれば簡単に熱中症で命を落とします。いかなる場合でも子どもを車中に残して離れるようなことはしないようにしましょう。
また、車への乗降時は必ず大人が手を取って行い、目を離さないようにしましょう。一瞬の隙に子どもは目の届かないところへ行ってしまい大事故になりかねません。
『電車でのお出かけ』
駅のホームでは子どもが落ちてしまいそうな隙間があります。必ず手を取って子どもに危険があることを伝えながら歩くようにしましょう。伝えることで子どもは学び、自ら危険回避行動を取るようになります。
電車の扉にも子どもは触れたくなりますが、扉への引き込み事故になるので触れてはいけないことを説明しましょう。
また、エスカレーターは子ども用サンダルなどが巻き込まれる事故もあるので必ずステップの中央に誘導するか、抱っこして回避するようにしましょう。そして、エスカレーター付近で遊ぶことは無いようにしましょう。
子どもの目線に立つと危険がたくさん潜んでいることに気が付きます。しかし慌ただしい日常を過ごしていると気が付ける余裕は無いことが殆どです。
自分で身を守れない子どもを守るのは大人しかいません。それぞれが気を付けていけば事故を防げるものです。
大切な命、一緒に守っていきましょう。
サンライズキッズ保育園では、お散歩で園外活動をすることがあります。事前に保育者が下見をして危険個所の有無を確認し、安全な場所での活動を実践しています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子