幸せホルモン オキシトシン 2023-4-1
春になり新入園、新入学、進級などを迎え、楽しみだけじゃなく不安でいっぱいになる人も沢山いますね。
どうしたら不安は減るでしょうか?
子どものころに、親に手を繋いでもらって安心したことや、不安が解消した経験はないですか?
この経験は、「オキシトシン」というホルモンが関係していることをご存知でしたか?
オキシトシンは不安な気持ちを落ち着けてくれたり、ストレスを緩和したりする作用があるので「幸せホルモン」と呼ばれています。
今回は、大切な子どもが幸せホルモンいっぱいに包まれるにはどうしたらよいか、お話したいと思います。
『オキシトシンとは』
脳内の下垂体という部分から分泌され、副交感神経の働きが活発になり、自律神経が整うと言われています。
赤ちゃんがお母さんのおっぱいに吸い付くと自然に母乳が出てくるのも、オキシトシンの影響だと言われています。
不安やイライラも和らげてくれるので、オキシトシンが沢山分泌されると、幸せな気持ちになることでしょう。
『分泌を促すには』
・子どもと沢山スキンシップをする:毎日手を繋いだりハグしたりする
・動物との触れ合い:飼えなくても動物園に行くことや、画像や動画を見るだけでも効果的
・仲良しのお友達と過ごす:楽しいひと時を笑って過ごす
・褒める、感謝する:「ありがとう」「だいすき」を言葉で伝える
・感触の良いぬいぐるみや身の回りの物に触れる:子どもの大好きな心地よい感触の物を与える
特定の食べ物でオキシトシンが分泌されることはありません。ただし、好きな人と楽しく、ゆっくり食事をする行為が分泌を促進させます。
サンライズキッズ保育園では、子ども達と手を繋いだり、ハグしたり、おんぶしたりするだけでなく、日頃の遊びに触れ合い遊びを取り入れています。子ども達が一瞬一瞬でも幸せを感じてくれるように日々保育をしています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子