子どもの感染性胃腸炎【ウイルス・細菌】 2023-5-18
感染性胃腸炎の症状
一般的な症状には、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などがあります。
感染性胃腸炎は、感染源から口に入ったウイルスや細菌が消化管に感染し、症状を引き起こすことで発症します。
感染源としては、感染者の排便物や嘔吐物、汚染された食品や水などがあります。また、感染は直接的な接触や物品を介しても広がることがあります。
子どもは感染性胃腸炎にかかりやすい傾向があります。これは、子どもの免疫システムが未発達であるため、感染に対する抵抗力が低いことが原因です。また、子どもは日常生活で感染源と接触する機会が多く、感染リスクが高いです。
脱水症状に気を付けて
感染性胃腸炎による脱水症状は、嘔吐や下痢による体内の水分損失が原因です。
脱水は特に子供にとって深刻な問題となる場合がありますので、早急な対応が必要です。
嘔吐や下痢が続く場合は、少量の水や経口補水液を頻繁に摂取しましょう。飲み物は少量ずつ与え、ゆっくりと飲むようにします。
食事は消化のしやすい食品や消化器官を刺激しない食品を選びます。
これらは応急処置ですので、症状が長引く場合や心配な時には医師の診断を受けて適切な治療を行うようにしましょう。
予防策は?
・こまめな手洗いを習慣化しましょう
特にトイレ使用後や食事前にはしっかりと手を洗うようにします。
・大人もうつります
子どもが下痢をしたの際のオムツ替えなどは、特に注意が必要です。
食事するスペースからは離れ、できればマスクと手袋をしてオムツ替えをすることが好ましいですね。オムツ替えが終わったらその場も消毒しましょう。
・食品の衛生管理
食品を適切に保存すること、調理器具や普段触れることが多い場所をしっかり消毒・殺菌します。まな板なども肉や魚類と野菜類は分けた方が好ましいです。
完全に防ぐことは難しいですが、感染する可能性を少しでも低くするようにしたいですね。