子どもの【見る力】 2023-3-13
目の大きさは生涯ほぼ変わらないことはご存知でしたか?
出生時に成人とほぼ同じ大きさ程度に完成しているのです。
しかし視力は10歳ぐらいまで成長していきます。
また、見る力は生まれてから目を通して見る経験を積み重ねて、脳に刺激が伝わることで成長します。
『視力や見え方』
生後一か月未満:0.01-0.04程度 動く物が見える
生後二か月:両目を一緒に使い始める
生後三-四か月:0.05-0.1程度 物が立体的に見える
生後半年:0.08-0.2程度 上下左右に目を動かして物を追うようになる(追視)
一歳:0.3⁻0.4程度 細かいものを見つけるようになる
二歳:0.5-0.6程度 □△〇などの形の区別が出来るようになる
三歳:0.8-1.0程度 細かい物の形の違いまでわかるようになる
四歳:1.0-1.5程度 大人と同等レベルの見え方になる
五歳以降は成長と共に眼球が真ん丸から長くなり、近視になる場合がある
『視野』
大人の視野は上下120°で左右は170°と言われています。
しかし、子どもは大人よりも狭く、上下70°で左右は90°でかなり狭いことがわかります。
『三歳児健診』
とても重要な健診です!
この頃までには視機能が急速に発達していきます。そのため、三歳児健診で異常の早期発見がされると今後の視機能への対処が充分に出来る可能性があります。
『眼科受診が必要かもしれないサイン』
・物を見る時に近づく
・顔を傾けてみる
・目を細めて物を見る
・まぶしそうにする
・黒目の位置に左右差を感じる
『目を大切にする』
・テレビやゲームなどの画面を見る時間を決めて目を休ませましょう
・遊ぶ時、絵本を読むときなどは明るい場所にしましょう
・文字を見た後やテレビなどを見た後は、遠くの景色を見て目を休ませましょう
サンライズキッズ保育園では、子どもの体調面を考慮した遊びを日々工夫しています。身体を休められるような遊びだったり、元気に走り回る遊びだったり、楽しい日常が遅れるよう工夫しています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子