入院時に教えて下さい 2023-1-23
お子様が入院されると、ご両親の多くが「病気に気が付くのが遅かった」「病院にもっと早く連れて行くべきだった」「大きなけがをさせてしまった」と自分たちを責めがちです。
とても辛い気持ちにあることを理解した上で、医療者はお話を伺います。
まずは、不安な気持ちを吐露されても良いと思います。
その後、病院側からお子様のことだけでなく、ご家族のことなど細かく情報を収集させて頂きます。こんなことまで?と思われるかもしれませんが、全て必要な情報なのでご協力をお願いします。
『現病歴』
今回の入院に至った経過。
いつからどんな症状があって、どんなことをして今に至るのか。
使用した薬品などもわかると良い。
細かく経時的に教えて頂けるとわかりやすいので、今後発熱などの症状がある時にも経時記録をメモしておくと、いつかのためになるかもしれません。
『既往歴』
お母様のお腹なの中に居る時から、入院までの間に罹患した病気や大きなけがの履歴。
細かな時間までは不要ですが、大まかな月日が必要です。
母子手帳があるとわかりやすいので必ず持参してください。
『ワクチン歴』
入院日までに接種した予防接種すべてを確認。
母子手帳があると実施日が確認出来るので必ず持参してください。
『家族歴』
多くは二親等までのご家族の病歴。
両親、祖父母、兄弟の年齢や病歴。
祖父母の生年月日や病歴などを事前に確認しメモしておくと良いでしょう。
『子どもの成長レベルや生活状況』
子どもの身体の成長だけではなく、運動、言語の成長発達状況。
元気な時の日常生活状況。
健診などで指摘されていることがあれば申告してください。
入院時は元気がない状態の為、普段元気に過ごしている時の生活状況を詳しくお聞きします。例えば、便尿回数、ミルク量、就寝時間などです。
普段の元気な時の「この子」を知るための情報です。
我が子の入院という一大事な時に少しでもお役に立てれば幸いです。
サンライズキッズ保育園でも、入園の際にお子様の普段の様子や二親等のご家族についてお話を伺っています。お子様の様子や取り巻く環境を知り、日頃の保育に役立てています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子