子どもが頭をぶつけたかもしれない 2023-1-12
「公園で遊んでいたら遊具から転落した」「自宅のソファーから転落した」「遊んでいて後ろ向きに倒れた」などは日常でよく起きる出来事かもしれません。
子どもは大人と違い、体に比べて頭が大きいので転びやすく、防御姿勢もとれないため頭部を怪我してしまう事があります。また、乳幼児では具体的に痛みの部位や嘔気などの体調の変化を言葉で伝えることが難しいです。
その為、大人が観察し適切な対処をする必要があります。
今回はそんな時の観察項目などをまとめ、お子様の異常が早期に発見できるようにお話します。
『受傷後の観察項目』
・受傷後直ぐに泣いたか
・意識はあるか
・視線は定まるか
・会話は問題ないか
・痛がる部位はどこか
・腫れているか、へこんでいるか
・出血はしているか
・嘔気嘔吐はあるか
・痙攣はしているか
・手足の動きは問題ないか
『自宅で様子を見ても良さそう』
・機嫌よくいつも通り遊んでいる
・食事やミルク量もいつもと変りない
『かかりつけ医に相談もしくは医療機関へ受診しましょう』
・意識が無い
・手足が動かない、脱力感がある
・痙攣をした
・出血がつづく
・嘔吐が頻回
・受傷部位がへこんでいる
特に上記の上から3点は救急要請をした方が良いでしょう
受傷直後には目立った症状は見られなくても、数時間後から症状が現れることもあります。少なくとも24時間は経過観察して、問題なくいつも通りの生活が送れるようでしたら安心しても良いでしょう。
サンライズキッズ保育園では、子どもの急変時の対応としてSIDS対応訓練を行っています。子どもから目を離さず、子どもの様子がおかしいと感じた時には保育士間で情報共有し、異常早期発見と対処を行っています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子
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