Vital sign【体温】 2023-2-1
うちの子、「元気がない気がする」「風邪ひいたかな」「身体が熱い気がする」
こんな時に体温測定をしようと思いませんか?
健康状態を知る上で一番にチェックすることが体温かもしれませんね。
簡単に出来、異常の基準がわかりやすいので誰もが一度は経験のある事のように思います。
今回は、その体温について簡単にお話したいと思います。
『そもそも体温ってなに?』
文字通り、身体の温度を意味します。
身体の末端部(手足や顔の表面)よりも、身体の中心部の方が温度は高く、安定しています。
『体温測定部位』
・脇の下
・口内(舌の下)
・耳内
・直腸(肛門)
一般的にはこのような部位が知られていますが、部位によって正常値も違うことは知っておいてください。
『脇の下の測定方法について』
①安静時間に測定しましょう:食事・授乳・運動・入浴などの30分後は正確な数値が得られません
②熱はこもっていませんか:厚着や長時間布団にくるまっていると熱がこもります
③汗を拭きましょう:脇の下の汗を乾いたタオルで拭き取りましょう
④体温計を挟みます:脇の下の一番くぼんでいるところに、下から当てるように体温計を挟みましょう
⑤計測音が鳴るまで挟んだままにしましょう:動いてしまう子どもは大人が助けてあげましょう
⑥計測音を確認しましょう:実測式は10分以上、予測式は数10秒で音が鳴ります
『子どもの体温』
子どもの体温は大人と比較すると0.5-0.6程高めです。午前中よりも、活動量が多くなる午後の方が高くなる傾向にあり、平均36.5-37.5℃の範囲内であれば大きな心配は要りません。
体温数値が高めを表示した場合、一度だけの結果を信じるのではなく、測定条件が問題なかったかなどを振り返り、少し時間をおいてから再度測定をしましょう。
サンライズキッズ保育園では、非接触型体温計で登園時・午睡前・午睡後を定期測定しますが、数値に不安を感じた場合は速やかに脇の下で計測しています。また、経時的に熱の変動をチェックするなどして異常の早期発見に努めています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子