肥満 2022-11-4
気温が下がり、街を歩いていても木々の紅葉が始まりすっかり秋色ですね。
秋と言えば食欲の秋。
旬の味覚をいろいろ楽しんでいる間に、「食べ過ぎちゃった」と感じる日も多いのではないでしょうか?ただ食べているだけでは肥満の元です。
最近、子どもの肥満が増加しています。
思春期に肥満であった人は肥満でなかった人に比べて、高齢になると予後が悪いことも分かっています。また、思春期に肥満体型の人の多くは小児期に肥満であることが多いです。
そのため、小児期に肥満対策をとることはとても重要と言えます。
『肥満の原因』
・食習慣
朝食を食べない、スナック菓子や清涼飲料水ばかり飲んでいるなど一日の食事がバランス悪い
・運動習慣
汗をかく遊びなどしないで過ごす
・睡眠習慣
夜更かしばかりし、朝が起きられない
『子供が肥満になって困ること』
・皮膚線条(皮膚が引っ張られ亀裂が生じる事)や股ずれになる
・骨折しやすい
・関節障害
・成人の肥満に移行しやすい
『肥満度の診断』
肥満度(%)=(実際に測定した体重―標準体重)/(標準体重)×100
この値から何%上回っているかで診断します。
軽度肥満 20-30%
中等度肥満 30-50%
高度肥満 50%以上
『予防』
・生活リズムを整える
遅寝をしないで早く寝る。たとえ遅く寝てしまっても朝は必ず早く起こし朝日を浴びる。
・食生活を整える
一汁三菜で良く咀嚼してゆっくり食べる
・運動をする
一日一回は汗をかくほどの運動をしましょう。家族皆で楽しく毎日行えることが良いでしょう。
肥満は、子どもの頃の習慣が大きく影響します。離乳食の段階で好き嫌いが出来ないような食育を意識しましょう。また、規則正しい生活リズムや遊びを通しての運動習慣を取り入れるなど、楽しみながら子どもの生活習慣を整えてあげましょう。
サンライズキッズ保育園では、毎月身体計測をして子供の成長曲線をチェックしています。また、日々の連絡帳やご家族との対話で生活状況などを収集し、改善の必要があればご家族と相談の場を設けています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子