サンライズキッズ看護師のコラム

車酔い 2022-10-8

気温が下がり、過ごしやすい日々。

街の街路樹も街ゆく人の装いも季節の移り変わりを感じますね。

秋の行楽シーズンがやってきた証拠です。

近場で楽しんだり、遠出をしたり楽しみ方もそれぞれですが、遠出で気になるのが乗り物酔いです。

大人になっても車酔いする人は沢山いますが、一体何歳頃から始まるのでしょうか?

今回は行楽に向けて少しだけお話したいと思います。

『車酔いとは』

「動揺病」とも呼ばれ、乗り物の揺れや、不規則な加速・減速の反復が受ける耳からの情報と目からの情報を受けた脳が混乱することによって起きる自律神経系の反応で、めまいや嘔気嘔吐などが現れます。

『何歳ぐらいから酔うか』

子どもの車酔いは、小脳にある前庭小脳(身体のバランスを保つ機能のある部位)の発達が関係していると言われています。前庭小脳は4歳頃から12歳頃の間にかけて成長し、成長段階にある前庭小脳は外部からの刺激に敏感になっているため、車の揺れなどに影響を受けやすいのです。

3歳までは前庭小脳の発達が始まっていないため、外部からの刺激に反応しにくく、車酔いをしないと言われています。

『何故子どもに多い』

車に乗り慣れていないと、揺れやスピードが予測できず車酔いを招きます。

大人は様々な経験から車の揺れや動きを予知できるため子どもより少ないと言われています。

また、過去に車酔いの経験があると、それがトラウマになり不安から同じ症状を引き起こしてしまう事もあります。

『予防法』

睡眠不足や体調不良では車酔いしやすいので、車で出かける前日は体調を整え、睡眠も十分に取るようにしましょう。

また、身体を締め付ける衣類は避け、車内の換気をし、満腹や空腹を避けましょう。

車内でタブレットやゲーム機をしていると車酔いしやすいので、遠くの景色を見ながら歌を歌ったり、お話して気分を盛り上げていると酔いにくいでしょう。

それでも車酔いするお子様は、市販の酔い止め薬の使用をかかりつけ医にご相談されることをお勧めします。

 

サンライズキッズ保育園では、子どもが夜にしっかり眠れるよう寝かしつけに対するアドバイスをさせて頂いています。保護者の苦労が少しでも和らぐようお力になりたいと考えています。

また、当コラムでも寝かしつけのポイントをご紹介しています。

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子