4月 新年度に目立つ子どもの症状について 2022-4-4
公園や街中も桜色に染まり、心華やぐ春を迎えました。
4月新入園、ご進級おめでとうございます。初めての登園、新しい環境や新しいお友達と過ごすことに戸惑い不安を感じられるお子様・保護者様も多いかと思います。
当園ではそれぞれの思いに寄り添い、一日も早く不安が解消され快適な園生活が送れるようサポートさせて頂きたいと思っています。
今回、看護師の視点から気になる症状や疾患についてお話します。
春といえば大人も子どももくしゃみ・鼻汁(鼻水)・鼻閉(鼻詰まり)です。いわゆる、花粉症・アレルギー性鼻炎です。
『季節性アレルギー性鼻炎』
花粉などのアレルギー物質が鼻の粘膜に付着することで症状が起きます。
『通年性アレルギー性鼻炎』
ダニ・ハウスダストが原因で一年を通して症状が起きます。
症状:くしゃみ・鼻汁・鼻閉など以外に、目のかゆみ・充血、のどの違和感、乾燥した咳
耳の閉塞感などがあります。
その為、鼻汁・くしゃみなどの目立った症状以外に、目をこする、耳を頻繁に障る、ごっくんを嫌がる、鼻を触り鼻血が頻繁に出る、睡眠時に口呼吸や眠りが浅い様子等が見られたらかかりつけ医にご相談されることをお勧めします。
お家で出来る工夫
室内の乾燥が強いと鼻汁が固まりやすく、喉も乾燥してしまうので湿度は保つようにしましょう。
のどの違和感があるとよだれが増えたり、ごっくんの際にしかめっ面をしたりするので固いものや熱いもの、柑橘類などの刺激物を避けたお食事にしましょう。
また呼吸のしやすいよう横向きや仰向けで気道の確保がされる体勢で眠れるよう寝かせてあげましょう。入浴は鼻の通りが良くなる為、眠る前に入ると効果的でしょう。
新しい生活で不安な中、様々な体調の変化も起きてくることが考えられます。
お子様の体の変化に気づきホームケアのお役に立てれば幸いです。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子