サンライズキッズ看護師のコラム

マイコプラズマ肺炎 2023-3-6

聞いたことが無い方には、どんな恐ろしい病気なのかと思われるかもしれませんが、多くが自然治癒します。

クラス内感染など流行することもあるため、今回は簡単に御紹介したいと思います。

『原因』

マイコプラズマという細菌に飛沫感染して肺炎を起こします。

潜伏期間が2-3週間と長く、家族の内誰か一人が感染すると2-3週間後に別の誰かが発症することがよくあります。

『好発年齢』

学童期以上に多い病気で、幼児には少なく更に1歳未満の乳児に感染することはかなり少ないです。

『症状』

咳・倦怠感・発熱が主症状ですが、肺炎になると初期症状は乾いた咳をして、その後、湿った咳に変わります。

その咳は3-4週間持続して、時に喘鳴(ゼイゼイすること)を伴なうことがあります。

長期間続くしつこい咳がある場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

軽い初期症状の段階ではレントゲンや聴診でも肺炎はわからない事もあります。

また、マイコプラズマに感染すると解熱しても1-2週間倦怠感が続くことや、1ヶ月程度咳が続くことがあります。

『予防方法』

感染力は強くはありませんが、接触する機会の多い家庭内感染は多く聞かれます。

一般的な風邪と同様に、手洗い・うがい・マスク着用などで家庭内感染は予防できそうです。

『登校登園基準』

明確な基準はありませんが、解熱し咳が落ち着き、食欲・体力共に普段通りになれば可能と考えてよいでしょう。ただ、咳や倦怠感の期間が長かった場合は、激しい運動などを避け少しずつ始めていけると良いでしょう。

 

サンライズキッズ保育園では、医師の診断を受け、保護者に記入して頂く【登園届】の提出をお願いしています。安全な環境下で安心してお子様をお預かり出来るように皆様にご協力をお願いしています。

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子