しゃっくり=吃逆(きつぎゃく) 2023-2-8
子どもって大人に比べてよくしゃっくりをしているイメージがないですか?
「ヒック」「ヒック」する姿は可愛らしく、子ども自身も自分の身体の変化に驚いて、一緒に笑ったりしますが、あまり長く続いていると見ている側は心配になります。
止める方法って何だったかな?びっくりさせると止まるのかな?と疑問に思うことがいくつかあります。
今回、その疑問が解決できるようにお話したいと思います。
『しゃっくり=吃逆とは一体何?』
肺とお腹を隔てている筋肉(横隔膜)が、何らかの刺激により一時的に縮む(横隔膜の痙攣)と、肺の中に勢いよく空気が入り、それと同時に声門が閉じ、「ヒック」という音が出ます。
通常は数分から数時間で止まるため問題ありません。
『子ども 特に赤ちゃんに多いのは何故』
しゃっくりはお母さんのお腹の中にいる胎児期からあります。
子どもは大人に比べて臓器や神経などが未発達で、ミルクをたくさん飲んだ後や、空気をたくさん飲んでしまってお腹が満腹になった時に横隔膜が刺激されてしゃっくりが引き起こされます。自然な現象なので心配は要りません。
『長く続くとさすがに心配』
驚かして止める方法や息を止める方法などは、嘔吐を誘発や窒息の危険があるためやめましょう。
赤ちゃんが満腹状態でなければ、ミルクを飲ませてみましょう。
満腹状態であれば、空気を沢山飲んでいるかもしれないのでゲップをさせてあげましょう。
お腹が張りや、便秘状態であれば、お腹をお臍から「の」の字にマッサージ(腸の走行に沿ってマッサージをすること)をしてみることや、肛門を綿棒などで刺激してオナラを誘発するのも良いでしょう。
また、身体が冷えることでしゃっくりが始まることもあるので、おむつを交換して身体を温めてあげるのも効果的でしょう。
サンライズキッズ保育園では、しゃっくりが長く続くようであれば原因検索して適切に対処できるように、保育士間で情報交換します。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子