様々な婚活パーティーがある中、
「ロボット婚活パーティー」についてご存じの方はいらっしゃいますでしょうか。
「ロボット婚活パーティー」とは、ロボット同士が婚活をするものではなく、実際にパーティーに参加するのは婚活中の男女ですが、なんとパーティー中の会話をロボットが代行してくれるという、異色の婚活パーティーなのです。
目次
ロボット婚活パーティーの流れ
ロボット婚活パーティーは以下のような流れで進行します。
- 予め参加者には事前にアンケートに答えてもらい、アンケート内容を元に情報をシャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」にインプットします。
- 参加者は男女1組ずつ1つのテーブルに着席し、自分分の分身として置かれた「ロボホン」が参加者の代わりに3分間話をします。
「ロボホン」は事前に登録されたプロフィールに基づいて、ロボット同士で会話します。
「ロボホン」が話している間は、参加者はただ「ロボホン」が話すのを見守るだけです。 - これを全参加者と話終わるまで繰り返す
- 全ての異性の方と話終えたら、リクエストカードを記入
- カップル発表
- カップルになった人同士でフリータイム
実際のロボット婚活パーティーの動画
一言も参加者本人が話すことがない婚活パーティーですが、
昨年実際に行われたロボット婚活パーティーでは、
男性8名、女性8名中カップルが2組成立したとのことです。
実際に参加された方の声では、
何度も同じことを言わなくていいから楽
自分のプロフィールを忠実に話してくれた
しゃべらなくていいから、相手のロボットの話を聞くことに集中できた
話下手なので、ロボットが話してくれるから緊張しなかった
など、おおむね好評だったようです。
ロボット婚活パーティー誕生の背景
当の本人が参加しているのにも関わらず、なぜあえてロボットが代わりに話す婚活パーティーが誕生したのかについて、
サイバーエージェント AI Labの開発者によると、
一般の婚活パーティーでは、カップルになるのには、一定のコミュニケーション能力が必要とされ、
初対面の人とのコミュニケーションを取るのが得意でない人はなかなかカップルになることができない。
そこで、ロボットという仲介者を経由することで、
- 自分のことをスムーズに相手に伝えることができる
- 自分のアピールポイントを言っても嫌味や自慢に聞こえない
- 聞きにくいこともロボットが代行して聞いてくれる
といった利点があり、適切に相手のことを判断する手助けになるとのことです。
確かに婚活パーティーにおいては、いわゆる“コミュ障”と言われる人たちにはハードルが高く、
勇気を出して参加してもカップルになれる確率は低いものだったかもしれません。
「ロボホン」の精度がもっと上がれば、本当にロボットが人間の婚活を代行するのが当たり前になる時代がくるのかもしれませんね。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂