すっかりクリスマスシーズン。
ホリデーシーズンを前に浮足立っている方もい多いのではないでしょうか。
こどもたちとクリスマスツリーを飾ったり、クリスマス由来の食べ物をたべたりするのは楽しいですね。
実はこのクリスマスツリー、飾る期間が決まっているのです。クリスマスツリーのオーナメントの意味とあわせてご紹介しましよう。
日本におけるクリスマスツリー
今や日本もハロウィンやクリスマスで盛り上がっていますが、クリスマスツリーの由来や意味をご存知の方は少ないでしょう。
日本ではハロウィンが終わる頃には一気にクリスマスムードになります。
クリスマスが終わるとすぐにクリスマスツリーは撤去されて門松が飾られ、一気にお正月の彩りに。
クリスマス商戦、年末年始商戦によるものですが、本来の意味とは異なった宗教色の薄い日本独自の慣習です。
日本では1860年にプロイセン王国公館で初めてクリスマスツリーが飾られたと言われています。
そのときの公使が大きなクリスマスツリーを用意してクリスマスを楽しんだそうです。
その後1886年12月7日に横浜の明治屋がクリスマスツリーを飾りました。
そこからクリスマスの認知度が高まり、民間でもクリスマスツリーを飾って楽しむようになったのです。
クリスマスツリーを飾る期間
上記でお伝えしたとおり、ともすれば10月末にはクリスマスツリーが世を席巻する日本。
12月25日には撤去されてしまいます。
しかし、キリスト教ではツリーを飾り始めるのは12月25日の4週間前の日曜日からとされているのです。
その日から12月24日のクリスマスイブにかけてキリストが降臨する準備期間と認識されています。
ツリーは25日に撤去されることはなく、翌年の1月6日、イエス・キリストの誕生を祝福したとされる公現祭(十二夜)まで飾られます。
オーナメントの意味
基本的にはイエス・キリストの誕生を祝したものや、キリストが人々を救ったときにまつわる意味をもつオーナメント。
トップの星は「ベツレヘムの星」を表していると言われています。
赤い飾りは神の愛の象徴とされており、人々を救うために十字架にかけられたイエス・キリストが流した血の色を意味しています。
ベルは喜びや幸せを象徴していると言われており、イエス・キリストの誕生を伝えた天使が鳴らしたものだとか。魔除けの力があるとも言われています。
クリスマスツリーを飾る期間やオーナメント1つひとつに意味があるのです。
お子さんと話してみて、楽しくクリスマスツリーに飾り付けをしてください。