もうすぐクリスマスです。
全国的に寒さが厳しい週のスタートとなりましたが、クリスマスの街にお子さんもワクワクしているのではないでしょうか。
クリスマスというとごちそうのイメージ。しかし、24日にごちそうを食べるのは日本だけのようです。
海外の文化にふれるよい機会なので、お子さんと海外のクリスマスのごちそうについて調べるのはいかがでしょうか。
24日にクリスマスのごちそうを食べるのは日本だけ?
クリスマスがごちそうを食べてプレゼントをもらう日というイメージの日本では、レストランも24日が予約のピークでしょう。
そもそも海外ではクリスマスイブを改めてお祝いすることはありません。
24日は一日中ミサでお祈りを捧げているという宗派もあり、24日は実質断食で、25日のクリスマス当日にごちそうを頂くのです。
25日に目が冷めたら「今日はクリスマス!」という感覚で、25日の朝から日没までがごちそうを頂く時間になります。
海外のクリスマスのごちそう
クリスマスはフライドチキンにイチゴの乗ったデコレーションケーキ。
そう思っているのは日本だけで、海外ではその地域のさまざまな伝統料理を頂きます。
イギリス
来日していたイギリス人が日本で七面鳥を食べられずにフライドチキンを食べたことから始まったという逸話をご存知でしょうか。
イギリスの家庭の75%がローストターキー(七面鳥)を食べていると言われ、ローストビーフやローストチキンなどのロースト料理が食べられています。
日本のように日持ちがしない生クリームのケーキではなく、クリスマス・プディングやミンスパイなど、ドライフルーツや砂糖、スパイスがたっぷりはいった日持ちのするデザートを用意するのが一般的です。
寒い時期を楽しく乗り越えるための先人の知恵ですね。
アメリカ
イギリスのようにアメリカでもロースト料理が多いですが、どちらかと言うとローストビーフが主流。
11月末にあるアメリカの祝日、Thanksgiving dayにローストターキーを食べる習慣があるため、別のものを食べたいからなのだとか。
ベジタリアンが多いアメリカならではの料理、ナッツローストも食べられます。
玉ねぎやにんじん、かぼちゃなどの野菜をハーブで炒め、ドライフルーツやナッツや栗を混ぜ合わせて型にいれて焼いた料理で肉が使われていないのが特徴です。
昔から好まれているデザートはパンプキンパイ。前述のThanksgiving dayとクリスマスに食べられる定番のスイーツです。
ニュージーランド
日本とは季節が逆で真夏のニュージーランドでは冷たい料理とともに外でバーベキューが楽しまれています。
デザートもこってりとしたパイやどっしりとしたプディングではなく、ホイップクリームやフルーツをトッピングして作られるパブロバがクリスマスには定番となっています。
真夏なので、ふわふわ軽い食感のものが好まれるのです。