キリスト教の国にとってはクリスマスより重要な日と言われるイースター。
クリスマスのように飾り付けをして、家族でごちそうを食べてお祝いをします。
イタリアやフランスなどはイースターをお祝いするための伝統料理もあるのです。
こちらではイースターで子どもたちが楽しみにしているイタリアの伝統的なお菓子についてご紹介しましょう。
日本のイースター
キリストが満月の後の日曜日に復活したことから復活祭として世界中でお祝いされるイースター。
日本ではクリスマスほど認知されていませんが、年々さまざまなグッズが販売され、お店の装飾もイースターエッグやイースターバニーのかわいらしいもので彩られます。
卵料理でお祝いするご家庭もあるでしょう。
イタリアのイースター
イタリアではイースターのことを「Pasqua(パスクア)」と言います。
大切な人にチョコレートでできたイースターエッグをプレゼントする文化があり、このイースターエッグの中にはプレゼントが入っているのです。中には等身大の大きなチョコレートエッグまであります。
イタリアのイースターのお菓子
・コロンバ(Colomba)
平和のシンボルである白い鳩をコロンバといいます。
クリスマスの伝統的なお菓子「パネットーネ」に似た焼き菓子です。
オレンジピールやフルーツキャンディが練り込まれた生地にアイシング、アーモンド、あられ砂糖がちらされ、香ばしく焼き上げてああります。
・パスティエラ(Pastiera)
古代ギリシャの時代まで遡ると言われる伝統的なイースターのケーキです。
リコッタチーズやフルーツキャンディ、オレンジピールが練り込まれた生地で、シナモンとバニラ、オレンジフラワーの香りが食欲をそそります。
シンデレラの結婚式の晩餐会でデザートとして振る舞われたとも言われているんですよ。
・カッサータ(Cassata)
こちらも歴史がある、伝統的なイースターのお菓子です。
シチリア地方のお菓子で、あまりの人気にイースターだけではなく、いつでも食べられています。
リコッタチーズにフルーツキャンディ、スポンジにアーモンドペーストで作られたケーキで、地方によってはピスタチオやシナモン、チョコレートチップなどが入っているものも。
・ピッツァ・ディ・パスクア(Pizza di Pasqua)
ピッツァと名前にはつきますが、バニラとシナモンが香る、レモンやオレンジピール、チョコチップなどが混ぜ込まれたパウンドケーキのようなものです。
・イースターの子羊(Agnello pasquale)
マジパンで作られた、キリストの象徴である子羊のお菓子。
プーリア州では卵のクリームが、シチリア島ではピスタチオペーストが子羊の中に入っています。