サンライズキッズ看護師のコラム

おなら「ぷぅ」 2022-9-8

赤ちゃんも大人もみんながする「おなら」。

小さな子どもには「ぷぅ出たね~」や「くさい くさい 出たね」などと話しかけることがあるでしょう。

食べた物や体調によって、においや回数が違うことはわかっているけれど、一体「おなら」って何?無くならないの?と疑問を持っている大人は多いと思います。

今回、「おなら」が出る理由について簡単にお話したいと思います。

『おならって何?』

人は食べ物を飲み込むときに一緒に空気も飲み込んでいます。その飲み込んだ空気は「げっぷ」として口から出ることもありますが、食べ物と一緒に身体の奥に入っていってしまうと、消化管の動きでどんどんと送り込まれ最後に肛門から外に出ます。

それが「おなら」です。

おならの殆どが口から飲み込んだ空気で、残りは腸内細菌が食べ物を消化する過程で発生させたガスです。これがにおいのもとになります。

『においは?』

基本的には無臭。

肉や卵などの動物性たんぱく質を過剰に摂取すると悪玉菌が増えてにおいを作り出します。

『おならが多い人』

・食事のペースが速い人:早食いで食事と一緒に空気を取り込んでしまうため

・便秘の人:腸内環境が悪く、排出されない便が腸内で更に悪玉菌を増加させてしまうためにおいのあるガスが発生する

・ストレスのある人:緊張などで精神的なストレスを感じると、唾液を飲み込む回数が増え、空気を一緒に飲み込んでしまうため

・胃腸の疾患:胃や腸の疾患でガスが溜まりやすくなっているため

『日常で気を付けたいこと』

トイレ排泄が出来る子どもであれば、便秘にならないようにトイレへ行く時間を決めて便意が無くても座ってみるなど習慣をつけましょう。

野菜・きのこ・豆・海藻などの食物繊維を摂取したり、水分を適度に摂れるよう工夫しましょう。食事のペースが速い子どもには、食事中に会話を取り入れてゆっくり咀嚼して食べられるような環境作りをしましょう。

また、運動不足も便秘に繋がるので身体を使った遊びを取り入れ、スキンシップから子どもの心身がリラックス出来るような関わりをしましょう。

 

サンライズキッズ保育園では、子どもが心身ともにリラックスしてのびのびと園で過ごせるよう、スキンシップを心掛けた関わりをしています。また、自園調理の給食も栄養士がメニューを決めバランスの良い食事内容にしています。

日頃から、園児の自宅での食事内容も把握し、給食時間は園児一人一人の食べ方なども観察し、ご家族へアドバイスなどがあれば送迎時などにお伝えしています。

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子