サンライズキッズ看護師のコラム

カサカサ乾燥肌 2022-11-1

空気が乾燥し始める季節になってきましたね。

お顔や全身の乾燥に悩む大人。

水分を沢山含んでプルップルなお肌のイメージの子ども。

大人になると乾燥に悩み、子どもの肌が羨ましいと思ったことはないでしょうか?

でも実際は、子どもの乾燥肌が問題になっています。

『子どもの肌がカサカサする理由』

実は子どもは大人に比べて皮脂腺が未熟で、水分を維持するために必要な皮脂の分泌が少ない状態なのです。

特に皮脂の分泌が少ない肘や膝、皮膚の薄い口の周りや目元などは乾燥が目立ちます。

大人よりも角質が薄く、肌のバリア機能(皮膚表面角質層に備わった肌の保護的役割機能)がうまく働かず、肌の水分が維持できず乾燥しやすくなります。

『環境は影響する?』

空気の乾燥や寒さや摩擦などの外からの刺激によっても乾燥は起こります。

特に、エアコンによる暖房などで室内の空気が更に乾燥すると影響は大きくなります。

『乾燥肌の症状』

・肘、膝がカサカサし痒がる様子がある

・目の周りや口の周りが乾燥し目尻や口角が切れている

・頬が赤くカサカサしている

・全身所々カサカサして掻き傷がある

・頭皮のフケが目立つ

『ホームケアとして出来る事』

・汗の汚れを放置すると痒みが発生するので、汚れはしっかり落としましょう。低刺激の泡石鹸を使って優しく、かつシワの寄る脇の下や各関節部分や陰部などは丁寧に洗うようにしましょう。

・保湿は乾燥が始まった時期だけでなく、常日頃から心掛けましょう。夏場はサラッとしたものを使用し、乾燥が強くなる秋からはしっとりとしたオイリータイプの物を使用するなど使い分けましょう。

・室内の乾燥も大敵なので、加湿器などで室内の湿度も保ちましょう。加湿器の無いご家庭は、濡れたタオルなどを室内干しにするなどして湿度を上げることも良いでしょう。

・子どもの身に着ける衣類が刺激になることもあるので、肌に優しく締め付けの少ない衣類を選択しましょう。

 

痒くて眠れない、乾燥の範囲が広かる、保湿ケアをしているが乾燥に負けてしまうなどあれば、かかりつけ医や小児科、皮膚科医師へご相談されると良いでしょう。

 

サンライズキッズ保育園では、子どもが快適に過ごせるように室温(夏場:25-28℃ 冬場:18-23℃)湿度50-60%に調整しています。また、衣類もストックし、その日の発汗状況や気温などで衣類の調整も行っています。

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子