お風呂とシャワー 2022-9-7
毎日仕事や家事に追われ時間がないときは、子どもとお風呂に浸からずシャワーで済ませたい日もありますよね。果たして毎日それで良いのでしょうか?決して駄目ではありません。
しかし、今回お話する入浴がもたらす子どもへの良い影響について知ると、少しの時間を割いても子どもと一緒にお風呂に入ろうかな?と思えるのではないでしょうか。
『お風呂に入るとどうなる?』
シャワーだけでは身体の芯まで十分に温まりにくく血行不良になりやすいです。身体が温まらないと自律神経の乱れや身体の抵抗力も下がり風邪を引きやすくなったり体調不良になりやすいです。
しかし、入浴をすることで身体の芯まで温まり、身体の抵抗力も上がり風邪を引きにくくなります。
また夜の睡眠前に入浴すると、一日たくさん遊んだ身体の疲れも取れ、入浴により身体の芯の温度をしっかり上げ睡眠直前に下げることで眠気を誘い、心地よく良質な睡眠を得ることが出来るでしょう。
睡眠中は成長ホルモンが分泌されるため子どもの成長を手助けする手段となるでしょう。
『気を付けたいこと』
お湯の温度が高いと交感神経が刺激され、心拍数が上がるなど興奮状態となるため避けましょう。
適温は、38℃前後です。入浴をする時間は就寝予定時間の1-2時間前で、大人ではぬるいと感じる湯温にゆっくり浸かることで就寝時まで身体がポカポカしリラックス効果も上がるでしょう。
大人が行うデトックス効果を期待した半身浴ではなく、しっかり肩まで浸かり全行程を15-20分程度で体力が奪われない程度で終了しましょう。
『子どもが楽しむための工夫』
ゆっくりお話が出来るタイミングでもあるので、通園しているお子様であれば一日の様子を振り返り、子どもの言葉で園生活の様子を聞くのも良いでしょう。
子どもの好む入浴剤を子ども自ら選ぶことで楽しみが増えることも効果的です。
時間のある時にお風呂で遊べるおもちゃを一緒に作成して、それを持ち込むことで楽しみが更に広がるでしょう。例えば、ペットボトルに穴をあけて簡易ジョウロや水鉄砲、製氷皿に小さなシリコンおもちゃを入れて凍らせたものを持ち込んで、解凍される様子を楽しむなど色々考えてみるだけでも楽しいですね。
サンライズキッズ保育園では気温が高い日は水遊びをしています。ホームページやインスタグラムなどで遊びの内容をご紹介させて頂いています。手作りおもちゃなどを使用した遊びもあるため、日々のお風呂タイムでご参考にしていただければ幸いです。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子