プラシーボ効果 2023-3-23
聞いたことありますか?
プラシーボは「偽薬」という意味があり、プラシーボ効果とは、本来は薬としての効果を持たないデンプンなどを「よく効くお薬だよ」と伝え、飲んでもらうと心理的に効果が得られることを言います。
プラシーボ効果は、普段私たちの生活で使われることのある「ジンクス」や「おまじない」などと同じと言えるでしょう。
過去のコラムで触れた「痛いの 痛いの 飛んでいけ」も心理的に痛みを散らすプラシーボ効果です。
大人は無効なの?と思われるかもしれませんが、大人の頭痛時に薬としての効果が得られないデンプンを「頭痛に良く効く痛み止めだよ」と伝えて内服してもらうと3割の人に効果が得られたという研究結果もあります。
また、子どもには、風邪をひいた時に「風邪薬だよ」と言って蜂蜜を飲ませると症状が改善していったという報告も聞かれています。(※蜂蜜は1歳未満児には禁止です)
人の持つ不思議な力ですが、まさに「病は気から」という言葉が適当で、「言霊」もそれに通ずるものもあるかもしれません。
自己肯定感の低い子どもに、「あなたを信じている」と言い続けることで、「自分が存在する価値がある」と信じることが出来、子どものあらゆる可能性を伸ばすことに繋がります。
プラシーボ効果は、年齢や性別に関わらず一定の割合で発現すると考えられていて、もともと人に備わっている「自然治癒力」だと言われています。
それをうまく活用して行くことも一つの手段と考えます。
サンライズキッズ保育園では、子どもの個性を知り、その子どもに合った声掛けなどで子どもの可能性を引き出す関わりをしています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子