知らないうちにうちの子が!?「ペットボトル症候群」 2024-8-23
暑い夏にはこまめに水分補給を行うことが欠かせません。しかし水分補給をする際に気をつけなければ他の病気につながってしまうことがあります。
その恐るべき病気とは「ペットボトル症候群」。最近ニュースでも取り上げられており、小さな子どもでも気をつけなければ、知らないうちにかかってしまっていた…なんてことがあります。
そこで今年の夏も元気に過ごしていくためにも「ペットボトル症候群」についてお伝えしたいと思います!
【ペットボトル症候群ってなに?】
ジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクといった糖分がたくさん入っている飲み物をたくさん飲み過ぎてしまうことで、血糖値が上がりすぎてしまう状態です。
一般的な清涼飲料水には、 1 リットル当たり 100 グラム前後の糖分が含まれており、一般的なスポーツドリンクには、1 リットル当たり 40~60 グラム程度の糖分が入っています。
角砂糖1個が4~6グラム前後なので、1 リットルの飲料を一気に飲んだ場合、清涼飲料水では角砂糖 20 個、スポーツドリンクでは角砂糖 10 個をかじったのと同じことになります。
【症状】
・急にとても喉が渇く
・倦怠感
・吐き気、嘔吐
症状が進むと意識障害を起こしてしまうことがあります!
【予防するには?】
・ジュースや清涼飲料水、炭酸飲料を毎日飲み続けない。
・もし飲むときは氷などで薄めてから飲ませましょう。
・水や麦茶などを活用しましょう。
・アイスクリームや糖分の含んだお菓子をほどほどにしましょう。
子どもがジュースを飲みたいと言うからつい…。となってしまうことがありますが、この病気を引き起こさないためには、甘いものばかりではなく、お茶などを飲ませる機会も作っていきましょう。ジュース以外を飲みたがらないときには「体を強くするためには、甘いものばかりじゃなくて違うものを飲んだり食べたりしようね」と声をかけたり、甘いお菓子を食べさせないと考えた時には「見ない、買わない、持ち込まない」のルールを作ってみたりと工夫してみましょう。
サンライズキッズ保育園 看護師 根上心