苦しいゴホンゴホンの痰 2022-12-8
気温もぐんぐんと下がり、冷え込む日が増えましたね。
私の勤務している保育園でも風邪を引いている子どもが常に誰かいる状態になっています。そんな風邪を引いた時に見られる子どもの咳き込み。
痰が自力で出せず苦しむ姿を見るのはとても辛いです。
代わってあげたいけれど、そんな訳にもいかず。
少しでも楽にしてあげられる方法をお話したいと思います。
『子どもの咳や痰が絡む原因』
・風邪の治りかけ:体内に入った病原体などの異物を体外へ排出するために痰や咳が出ます
・気温差:気温の差が激しいと身体の中の空気の通り道(気管支)が過敏になり咳や痰が出ます
・生活環境:タバコによる副流煙や自動車の排気ガスなど空気が悪い環境にいると咳や痰が出ます
『痰がらみの対処』
空気が乾燥していると痰はサラサラしなく、粘っこくなり、余計に痰が切れなくなります。
そのため、子どもが過ごす室内には加湿器を設置して乾燥しないように心がけましょう。
入浴は加湿されて痰切れが良くなるでしょう。
また、水分補給も少量ずつこまめに行い喉を潤した状態にしましょう。
『痰が絡んで眠れない時』
・水分補給(咳き込んで嘔吐する可能性があるので少量ずつにしましょう)
・上半身を起こした姿勢は呼吸が楽になるためクッションなどで高さを調整しましょう
・加湿された室内で水分補給した後に背中をトントンしてあげたり、さすってあげたりすると痰を出しやすくなるかもしれません
・衣類の締め付けは解除しましょう
サンライズキッズ保育園では、年中室内湿度を50-60%で維持できるよう加湿器で調整を行って、子どもが快適に過ごせるよう環境を整えています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子