『げっぷ』 2023-11-29
大人になるとマナーや人目を気にして、そっとする『げっぷ』。
新生児期は哺乳後に背中をさすったり、トントンと叩いたりしてげっぷを促しますが、成長すると大人が支援することなく『げっぷ』をしていますね。
物心ついた子どもが『げっぷ』を認識する時には、驚いたり恥ずかしそうにしたりと色々な反応が見られるものです。
今回、『げっぷ』がどうして出るのかなど、お話したいと思います。
『げっぷ?』
食事や会話などしている時に無意識に空気を飲み込んで、胃や腸に運ばれています。胃に貯まった空気が食道を経て、口から音を伴って排出される生理現象を言います。
そのまま貯まった空気が大腸まで運ばれ、肛門から排出される生理現象を『おなら』と言います。
『げっぷが多い子どもの特徴』
・食事のペースが速い(早食い)
・食事中の会話が多い
・ストレスや緊張で唾液を飲み込む時に、一緒に空気を飲み込んでしまう事が多い
・鼻詰まりのため口呼吸をする
空気を大量に飲み込んでしまう事を呑気症(どんきしょう)=空気嚥下症といい、げっぷの原因になることが多いです。
『げっぷを減らすためには?』
空気を飲み込む頻度を下げることが必要なため、食事時の会話を減らし、ゆっくり食べることに集中出来るように。
また、緊張感が高くストレスを感じている状況であれば、ストレスの原因を理解し、スキンシップに心掛けながら安心できる環境作りをしましょう。
サンライズキッズ保育園では、食事をする姿勢、道具の使い方、食べる速さ、咀嚼の程度などを観察し、良い方向へと導く努力をしています。また、園生活がストレスの原因にならないよう沢山触れ合い、一人一人としっかり向き合い、心が満たされるような関わりを常に心掛けています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子