【寝る子は育つ】 2022-11-9
昔からよく聞く言葉ですが、本当のことなんですよね。
寝ている間に必要なホルモンが分泌されたり、沢山寝ることで心の安定に繋がったりと、良いことばかりです。
今回は、最近増えている遅寝の原因や身体への影響、改善方法などをお話したいと思います。
『早く寝なくなった原因』
・インターネットの普及でいつでもどこでも動画などを視聴することが出来る
・ゲーム機の普及と低年齢化
・24時間営業の店舗や深夜まで明るいお店などが増えて街中明るく子どもが夜と認識しにくい
・親の帰宅時間の都合で夕食時間が遅い
・子どもが寝るころに誰かが帰宅して子どもの目が冴えてしまう
・お昼寝時間が2時間以上で夕方まで寝ている
『影響』
・睡眠不足により基礎代謝が低下してエネルギー消費量が落ちる
・食欲を抑制するホルモン分泌量が減り肥満に繋がる
・脳の疲労が続き集中力や記憶力などが低下するため学力低下や怪我が増える
・心の安定に繋がるセロトニンというホルモンが減り、攻撃的な性格になる
・体内時計が狂い生活リズムが整わない
『改善するには』
・体力回復や脳を休ませるために1-2時間のお昼寝をする
・お昼寝は15時頃までに済ませ夜の就寝時間に影響が無いようにする
・成長ホルモンが分泌される深夜(22-6時)は必ず眠るようにする
・3ヶ月未満の乳児は一日平均16時間、3ヶ月~1歳頃までは14時間、3歳頃までは12時間ほどの睡眠を確保する
・共働きで両親ともに多忙であれば夕食が遅くならないように作り置きして、早い時間に子どもと食べる
・布団に入る1時間前までにゲームやタブレットなどの視聴、激しい遊びは済ませておく
・遅く寝てしまった翌日でも朝日を必ず浴びて体内時計をリセットする
・日中は外遊びなどで身体をのびのびと動かす
幼児期までに体内時計を整え、生活習慣を作っておかないと学童期になるとより一層大変になります。生活習慣を作るのは子どもではなく、保護者です。より良い方向に導いて行ってあげて下さい。
サンライズキッズ保育園では、子どもの睡眠を大切にしています。
月齢に応じて午睡時間を確保し、子どもそれぞれに合った午睡への導入方法を実施し、質の良い睡眠が得られるように対応しています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子