サンライズキッズ看護師のコラム

あくび=欠伸 2022-9-6

大人は大事な会議の時や人目を気にして【あくび】を我慢しますよね。でも子どもは堂々と!

眠いからあくびは出るんでしょうか?十分な睡眠時間があってもあくびが出てしまうときもある気がします。

今回は、あくびについてお話したいと思います。

『あくびの正体とは?』

実は、その正体は解明されていません。

主に、眠い時に生じる生理現象ですが、脳が酸欠状態になったシグナルで、目覚めを促す効果があるとも言われています。

しかし、眠くない時にもあくびが出るときもありますよね。それは、「生あくび」と言われています。緊張している時や、逆にボーっとしている時に出たりします。

『子どもがあくびをしていたら』

まず、睡眠状況を把握します。睡眠時間が足らずにあくびを繰り返し、眠そうにウトウトし始めたら、それは眠い時のあくびでしょう。

眠っても良い時間帯やタイミングであれば、数十分でも眠らせて上げて頭をスッキリさせてあげましょう。

あくびをするけれど、眠そうな様子がない時は緊張状態からくるあくびでしょう。

緊張を解きほぐすために気持ちを受け止めてあげ、そっと抱きしめてあげると落ち着くかもしれませんね。

『病気が潜んでいることも』

「生あくび」の原因がわからない時は、病気を疑うこともあります。

その一つが、低血糖です。

血液中の糖分が異常に低くなると脳がエネルギー不足になりあくびが出ます。ジュースを飲んだりお菓子を食べることで改善するほどの一時的な低血糖であれば問題ありませんが、頻繁に同じような状況を繰り返したり、あくび以外にも冷や汗を伴なったり、手足の震えがあるようであれば、かかりつけ医に相談するようにしましょう。

 

 

サンライズキッズ保育園では、毎日の連絡帳で子どもたちの睡眠時間や午睡時間を確認できるようになっています。睡眠不足によるあくびなのか、そうではない理由があるのか、子どもの日々の変化を見逃さず対応しています。

 

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子