サンライズキッズ看護師のコラム

子どもの爪切り 2022-6-24

気が付くと伸びていて、あちこち傷だらけになってしまったという経験のある方は多いのではないでしょうか?いつ、どうやって爪切りしよう、、、怖くてやりたくないな、、、などと思われている方のために、臨床で働いていた時に実践していた方法を交えてお話したいと思います。

『なぜ爪は切らないといけないのか』

爪は指の先端保護の役割がありますが、伸びてしまうとひっかいて自分の身体や他人の身体を傷つけてしまう事になります。また、伸びすぎると割れたり裂けたりして自分自身が痛い思いをすることになってしまいますし、雑菌の繁殖場所になってしまいます。

 

『どんな物を使うと良いのか』

ハサミ型爪切り:乳児はまだ爪が柔らかく裂け易いためハサミ型の方が安全に切れるでしょう

クリップ型爪切り:幼児期になると爪の厚みや硬さも整ってくるため大人と同じ形状のクリップタイプの子どもサイズでも良いでしょう

 

『いつどんなタイミングで爪切りすると安全か』

爪切りは安全な環境下で行いたいものです。そのため、怖がらず、子どもが動かず、協力を得られるような状況でないと難しいです。

乳児であれば入浴後などで(入浴直後は爪が柔らかく切りすぎてしまうため避ける)深く眠っている時間を見計らって、タイミングを狙いましょう。鋭利なものを使用するため安全第一で考え、子どもの姿勢を安定させ、切る予定の指一本だけを見えるようにし他の指を誤って切ってしまわないよう大人の手の中に握りこみましょう。

幼児は眠っている間も動きが激しいので、眠っている間の実施が難しいと判断した場合は避けましょう。その場合、子どもが夢中になるテレビや動画・絵本などを準備して動かないように説明してから開始しましょう。

 

機嫌が悪いときは危険を伴うので見合わせ、新生児期は3日に1回、以後幼児期までは、手は1週間に1回、足は2週間に1回を目安に実施しましょう。

 

子どもの安全と衛生管理のために工夫しながら実践してみて下さい。少しでもお役に立てれば幸いです。

 

サンライズキッズ保育園では登園時に爪の長さをチェックして、爪が長い場合はお子様の安全のためにも爪切りを自宅で行って頂くよう連絡帳でお知らせさせて頂いています。しかし、登園中に危険を伴う場合は園で爪切りをすることもあります。

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子