喃語(なんご)の世界 2023-3-31
「あーあーあー」「ばーばーばー」など赤ちゃんが言葉を発してご機嫌に過ごしている姿はとても可愛いですよね。
今回、その喃語についてどんな種類があって、いつからいつまで聞かれることなのかなどをお話したいと思います。
『喃語って何?』
赤ちゃん特有の言葉で、「あーあー」「ぶーぶー」「ばばば」など、子音と母音が連続する音を使って発する言葉のことをいいます。
赤ちゃんは一人でいる時も声を出して遊ぶ【声遊び】をして楽しんでいると考えられます。
『時期』
5-6か月頃から始まり、1歳頃まで続くと言われています。
初めは、「あー」や「ままま」などの短い発声ですが、声遊びに慣れてくる頃には「んまんまんまあー」や「だっだっだっだっだー」などの長い喃語も増えてきます。
成長の過程で必ず喃語を発する訳ではなく、喃語なしで1歳頃に一語文を話し始める場合もあります。
『意味のある喃語』
赤ちゃんの指差しが始まるのは、8-9か月頃と言われていますが、その頃に指差ししたものの単語名を言うようになったら、意味のある喃語を発していると考えてよいでしょう。
例えば、犬を指さして「わんわん」、食事を指さして「まんま」などです。
このような光景が見られるようになると、一語文が定着して、二語文への移行に発展します。
『大人はどうするべき?』
赤ちゃんが楽しそうに喃語を発していたら、相槌を打ったり、言葉掛けをしたりして、お返事してみましょう。赤ちゃんはきっと気持ちが通じたと思い嬉しく感じるでしょう。
サンライズキッズ保育園では、子ども一人一人との対話を楽しみ、安定した情緒を育む保育を心掛けています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子