サンライズキッズ看護師のコラム

夏から秋にかけて増加する無菌性髄膜炎 2022-9-21

髄膜炎って聞くととても怖い病気のイメージがありますよね。

髄膜炎がどんな病気で、命に係わる重い病気なのかをお話していきたいと思います。

『髄膜はどこにあるの?』

髄膜は正しく言うと「脳脊髄膜(のうせきずいまく)」です。

脳を覆っている髄膜は内側から、軟膜・クモ膜・硬膜から成り、クモ膜と硬膜の間をクモ膜下腔と言います。

髄膜は脳を覆い、背中側にある脊髄で神経を包んでいます。

 

『無菌性って何?』

髄膜炎には無菌性髄膜炎と細菌性髄膜炎があります。

無菌性とは、細菌が原因で起こる髄膜炎ではなく、ウイルスやマイコプラズマが原因で起こることを言います。夏風邪の原因になるエンテロウイルス・コクサッキーウイルスが代表的なウイルスです。また、おたふくかぜの原因になるムンプスウイルスも髄膜炎を起こします。

細菌性と違い、自然に治ることもある、予後の良い病気ですが、複数回罹患することもあります。

『髄膜炎とは?』

クモ膜・クモ膜下腔・軟膜に起こる炎症で、頭痛・高熱・嘔吐が三大主症状です。

また、髄膜刺激症状(うなじが固くなり、首が前に曲げにくくなる)や、乳児であれば大泉門(おでこの上の方にある骨と骨と継ぎ目で菱形をしている部分)が膨れてきます。

このような症状が見られた時には、かかりつけ医へ直ぐに相談されか、病院受診をしましょう。

基本的には入院して、腰に針を刺して髄液を採って検査しますが、検査時に髄液を抜くだけでも頭痛や嘔吐が軽減することもあります。

治療は、ウイルスに対する特効薬が無いので点滴による輸液や解熱鎮痛剤による対症療法を行い、1~2週間で回復します。

 

 

サンライズキッズ保育園では、子どもとのスキンシップを大切にしています。子どもの情緒の安定目的だけでなく、見て・触れて・聞いて・感じて異常の早期発見を心掛けています。

 

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子