Vital sign【血圧】 2023-2-6
血圧とは、心臓から送り出される血液が全身へと流れていくときに、動脈の内側に掛かる圧力のことを言います。
それは心臓に近い血管ほど高く、手足などでは低くなります。
大人だけしか測らないと思っている方も多いかもしれませんが、新生児でも測定できるのです。腕に巻く機械(マンシェット)は身体の大きさに合わせる物なので、大人の指ほどに細いものも新生児用としてあります。
自宅で子どもの血圧を測る機会は無いご家庭が多いと思うので、簡単にお話したいと思います。
『血圧の値 単位mmhg』
血圧は、心臓が収縮して血液を全身に送り出そうとするときの圧力値(収縮期圧)と、心臓が緩んで送り出した血液が戻って来るときの値(拡張期圧)が測定値です。
・新生児:収縮期圧60-80 拡張期圧60
・乳児:収縮期圧80-90 拡張期圧60
・幼児:収縮期圧90-100 拡張期圧60-65
・学童:収縮期圧100-110 拡張期圧60-70
『どんな時に血圧が変化するか』
・泣いている時や興奮している時には上昇
・運動直後や入浴中は上昇
・痛みによる苦痛を感じている時には上昇
・何らかの原因でショック状態にある時には低下
バイタルサインの数値は様々な診断指標となりますが、数値と共に全身状態や意識レベルの評価がとても重要となります。
お子様の様子がいつもと違うと感じたら、出来る範囲のチェックを行い、医師にご相談頂くことが大切と思います。
サンライズキッズ保育園では、子どもの観察を行い、いつもと違う様子などがあれば保育士全体で把握できるように情報共有しています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子