足がしびれた 2023-2-7
正座をしていて気が付いたら足の感覚が無い!動かすとピリピリジンジンする!立てない!歩けない!など、経験したことはありませんか?
普段、椅子で過ごすことに慣れていると正座はきつく感じます。
あの独特な感覚は一体どうして起こるのでしょうか?
簡単にお話したいと思います。
『どうして起こるのか』
正座をすると、ふくらはぎに体重が乗った状態になります。その状態は、膝から下の神経や血管が圧迫されます。
特に、正座の場合は動脈が圧迫されることによる血流不足と、正座を解除した時に血液が流れ出すことが原因と考えられています。
血流不足は、血管内で血液の塊が出来て、それが血栓となり肺の血管に飛んで行ってしまい、エコノミークラス症候群や、足が壊死する原因になります。
これは、大人だけに起きる現象ではなく子どもにも起きます。
『しびれにくくするためには』
どうしても正座が避けられない場面があるかもしれません。そのような時には、ジーンズのような厚手の生地は膝裏が圧迫されやすいので避け、かかとの間を開いて座ったり、足の親指を重ねて座ってみたりしましょう。
子どもには言葉で伝えてもわかりにくい為、大人が体勢を作ってあげると良いでしょう。
子どもが同じ姿勢保った後に痺れた様なサイン(立てない ふらつく 足が痛い等を言葉にする)を見せたら、まず転倒に注意してください。大人は足が痺れた時に、立つことが困難だと理解できますが、子どもは頑張って立とうとして転倒します。
直ぐに痺れが取れることを説明し、無理に動かないよう注意を促してください。
サンライズキッズ保育園では、正座を強いるような場面はありません。しかし、子どもが遊びに夢中になり正座をしたままということはあります。子どもの動きに注意を払い、転倒防止に努めます。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子