サンライズキッズ看護師のコラム

子育ての中で起こる「ダブルバインド」について 2026-2-16

保育の現場で子どもたちを見ていると、
とてもがんばっているのにも関わらず、時々戸惑っている様子が見られることがあります。
その背景の一つにダブルバインド(二重のメッセージ)があります。
これは、「自分でやってみて」と言われた後に失敗すると叱られる・認められないなど、
どちらを選んでも否定されてしまう関わりのことです。

ダブルバインドとは?

● 怒らないと言われたから答えたのに怒られてしまった

● 保護者に聞かれたから希望を言ったのに否定された

 

ダブルバインドがもたらす影響とは?

● 子どもが保護者を信頼しなくなる
→保護者の言葉に重みを感じなくなり、信頼関係がうまく築けなくなります。

 

● 子どもが自分で考えようとしなくなる
→「欲しいものを選んでね」→「選ぶとNGと言われる」というようなダブルバインドの状況で自分の意見や行動を否定され続けていると、子どもは自分の意思を持ったり伝えたりすることを諦め、保護者の価値観に合わせた選択をするようになります。

 

保護者の方からの声掛けはすべて愛情から生まれています。
ただ、忙しさや心配が重なると、知らないうちに矛盾したメッセージになってしまうことがあります。
大切なのは、完璧な関わりを目指すことではありません。
「さっきはこう言ったけど、心配だったからだよ」と気持ちを言葉にして伝えることで、
子どもは安心して自分の行動を受け止められるようになります。

子どもの気持ちに共感し、あらかじめルールを決めておくことで
ダブルバインドを防ぐことができ、誤解させないためにも子どもに対しては、
意図が伝わりやすい言葉で丁寧に伝えることが大切です!

 

園でも、ご家庭でも、
子どもたちが「安心して挑戦できる環境」を一緒につくっていけたらと思います。