HUG~ハグがもたらす効果~ 2023-9-5
最近、お子様とハグしたのはいつですか?暑いからやめて、忙しいから後でね、などと言ってハグをしていないことはないですか?
子どもの「抱っこして」や「ギューして」の言葉には甘えだけではなく大切な意味が含まれているかもしれません。
今回は、子どもにも大人にも関係なく、ハグすることで身体にもたらす影響について考えたいと思います。
『ハグで期待できること』
ハグをすると、脳内の神経伝達物質であるβエンドルフィンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
それは、気分が高揚したり、幸せな気持ちを感じさせてくれたり、麻薬の数倍にあたるとも言われている鎮痛作用をもたらしてくれたりします。
そのため、ストレスが軽減して、リラックス効果が得られることが期待できます。
以前にお話したオキシトシンにも似ていますね。
『信頼関係が深まる』
ハグを求める相手には、嫌悪感は無いでしょう。
愛情を持っている相手にだからこそハグを求め、相手からの愛情も感じようとし、そこに信頼関係が生まれます。自分が大事にされているなと感じると、とても幸せに思い、安心感に繋がります。
『子どもとのハグ』
様々な効果を期待して、子どもがハグを求めてきたときに危険なとき以外は答えましょう。
「今〇〇しているから、ギュっとして3つ数えようね。大好きだよ。」とどんなに忙しくても3秒間だけでもハグをすることで子どもは満たされるかもしれません。
沢山ハグをして貰った子どもは情緒豊かな子どもに育つことが期待できるでしょう。
サンライズキッズ保育園では、子どもとのハグを大切にしています。
登園時の挨拶や子どもが何か達成感を得て喜んでいる時、不安そうにしている時、困っている時など、様々な場面でハグをして信頼関係を築くように努めます。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子