サンライズキッズ看護師のコラム

また?おしっこ?本当に? 2023-2-22

「おしっこしたい」「おしっこ出た」「また出る」と子どもが頻回に訴えると、「また?」「さっきトイレ行ったでしょ?」と返答してしまいますよね。

でも実際に、排尿回数が増えてしまう病気や、尿量が増えてしまう病気があることを頭の片隅に入れて頂きたいと思い、今回お話します。

『子どもの尿回数が増えたサイン』

・「おしっこ出た」「おしっこしたい」と訴え、実際に少量ずつでも排尿する

・頻繁にトイレに行っている

・頻繁にオムツを触り不快な様子を見せている

・排尿のたびに下腹部や陰部を痛がる

・尿の色が白濁や赤色

『尿量自体が増えたサイン』

・オムツから溢れ出て衣類が汚染する

・おねしょ(夜尿症)がある

・おしっこの色が黄色よりも透明に近い

・飲み物を欲しがることが増えた(のどが渇いている状態)

・体重減少

・活気が無い

 

以上のようなサインが見られた時には、膀胱炎や尿崩症や糖尿病などが考えられます。

かかりつけ医に相談すると、簡単な検査で診断されることが多いので、長い期間様子を見るのではなく早めに対処しましょう。

 

しかし、心因性の要因の時もあります。

・激しく叱られた後

・何かにプレッシャーを感じている時

・強く寂しさを感じている時

以上のような状況下で尿回数が頻回になっているときは、大変ですが「また おしっこ?」などと言わず、「おしっこ 行こうね」「行きたかったね」と子どもの気持ちを受け止める姿勢で接してあげて下さい。

すると、気持ちも落ち着いていき、次第に遊びに夢中になって改善していくでしょう。

 

サンライズキッズ保育園では、子どもの意思を尊重してトイレトレーニングをしています。子どもそれぞれの排尿パターンを大切にし、その情報を保護者とも共有できるように努めています。

 

サンライズキッズ保育園  看護師  浅井恵理子