Vital sign【バイタルサイン】 2023-1-31
この言葉聞いたことありますか?医療者では当たり前に聞く言葉ですが、とても重要なことなのでお話したいと思いました。
『バイタルサインって何?』
Vital signs=バイタルサイン
日本語では生命兆候と訳せます
人が生きていることの指標として「体温」「呼吸」「脈拍」「血圧」4つあります。
これを、測定して数値から健康状態を知ることが出来ます。
そのため、看護師や医師などの医療従事者は、目の前のその人の健康状態を把握するためにも、まずバイタルサインを測定することが基本で、それを正確に測定できるようになることが必須です。
『バイタルサインを測定する目的』
生命の兆候を表す重要な指標のため、日頃から(健康な時)どの程度の数値かを知っておくと、体調不良時などの違いが判るでしょう。
客観的なデータがあることで、異常時の早期発見や悪化による変化などにも気が付けるでしょう。
『いつどんな時に測定するの?』
健康な時、平常時(安静時)の数値を知っておくことが重要です。それは、運動後や食事後、入浴後などでは正確な安静時数値が得られないため30分間は避けましょう。
日頃から平常時の数値を知っていれば、体調不良時などに測定をして、違いを知ることが出来るでしょう。
『異常の判断は?』
教科書通りの数値が必ずしも異常値とは限りません。日頃の数値からどれだけ逸脱しているかがわかると判断基準になるでしょう。
バイタルサインは指標の一つに過ぎないので、体調不良時などは医師の総合的な判断にゆだねましょう。
サンライズキッズ保育園では、子どもの健康時の様子をご家族とも情報共有して把握し、登園中に変化があれば体温測定や呼吸の様子などをチェックしてご家族へ報告させて頂いています。
サンライズキッズ保育園 看護師 浅井恵理子