座禅とは、臨済宗や曹洞宗などに代表される仏教の修行の中心となるものです。
座布団の上であぐらをかいて、左右の手を軽く合わせて姿勢を正し、無念夢想の境地に達します。こうすることによって精神統一を行います。
座禅の基本的な考え方は「調身」「調息」「調心」の3つ。姿勢と呼吸を整え、心を整えます。
座禅中に邪念が入ると、姿勢が崩れたり眠くなったりします。
実際にお寺で参加した時にそうになると、警策といって僧侶が肩の辺りをたたきます。叩かれたら合唱します。自分から合唱することで、警策をいただくこともできます。
座禅はもともと外国人観光客の体験ツアーでも大変な人気がありました。
一般の人でも、「邪念を払って精神統一したい」「心身の不調と向き合って無になりたい」など、仕事やプライベートで体調を崩した人や心身共に不調な人が大勢参加していました。静かに瞑想することで、心身共に落ち着きます。
しかしこのコロナ禍で参加が難しくなってしまいました。
そんな中でも座禅に参加してもらおうと、日本全国のお寺の住職さんが立ち上がり、オンライン座禅を発信するようになりました。
コロナ禍でストレスが溜まっている方は、日本古来の精神統一方法である座禅に参加し、精神的・肉体的な不調を和らげてみてはいかがでしょうか。
★臨済宗青年僧の会 オンライン座禅会
http://www.rinsei.net/onlinezazen.html
テレビ会議アプリZOOMを利用した座禅会です。普段は遠くて行けないお寺の僧侶と世界各地の人とが一緒に座禅をしていることが実感できます。
参加費は無料。誰でも参加できるように、「子供座禅会・親子座禅会」と「一般座禅会」があります。
オンライン座禅中はZOOMの音声とチャット機能は停止します。参加者も自分が映りたくない場合はカメラをOFFにしてもOKとのこと。座禅の他に、法話の聴講や読経もあります。
★東光禅寺「白山坐会」
https://www.tokozenji.or.jp/4816
こちらもテレビ会議アプリZOOMを使用します。「距離を超え、共に心静かに、穏やかに」がモットーです。こちらも参加費は無料。
全国の参加者とここで繋がり、心と呼吸を一すじに整えます。あぐらを組むのが難しい方は、椅子で参加してもOK。可能な人は上半身全体が映るようにすると、座禅中に僧侶から姿勢のアドバイスが受けられます。
最後に短いお経「四弘誓願文」を唱えます。一緒に唱えられるようにホームページにはPDFファイルが用意してあります。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂