2015年の厚生労働省統計情報部が発表した「人口動態統計」によると、以下になっています。
・男性の平均初婚年齢:31.1歳
・女性の平均初婚年齢:29.4歳
そして、2008年にゼグシィが行った「交際から結婚までの平均交際期間」の調査の結果を見ると、以下になります。
・1〜2年未満:24.9%
・2〜3年未満:23.5%
・3〜4年未満:14.9%
この結果から分かるように、約50%の人が交際1〜3年未満で結婚しています。
となると、29歳頃に結婚する人は、27歳頃から29歳位の男性と交際を始めていることになります。
これはあくまでも平均値であり、10代で早々と結婚する人もいれば、50代60代で素敵な伴侶を見つける人もいるでしょう。
もはや結婚的適齢期という言葉は死語になりつつありますが、平均という言葉にはどうしても振り回されてしまいます。
平均値が29.4歳だからといって、29歳で結婚しなければならないのではありません。しかし、私たちは小さい頃から何かと「平均値は〇〇〇」という情報を耳する機会が多いです。
平均身長は○○○cm、テストの平均点は○○○点、この商品を購入した人の評価は平均○○○点・・・
ですから、「平均に比べてどうなのか」を気にする機会がとても多いのです。
結婚についても、25歳で結婚した人は「私は平均よりも早く結婚した」と意識するでしょうし、32歳で結婚した人は「私は平均よりも遅く結婚した」と意識するでしょう。40代50代で結婚した人は「平均初婚年齢を上げちゃった」と申し訳なさそうに言っていたりします。
私達は日々の生活で「自分は平均よりも上なのか下なのか」を意識させられる機会が多いのです。
もちろん、25歳で結婚した人が32歳で結婚した人よりも優れているということはありません。しかし平均値に比べてどなのか、どうしても気にしてしまうのです。
「婚活業界が儲けたいからあおっているだけ」という意見もあるでしょう。しかし現実に、婚活業界では20代女性は非常に有利。ですから、「儲けたいから」ではなく「有利なうちに始めて」とすすめているだけなのです。
実際に婚活業界では、30代半ばになって焦って婚活を始める女性が多く、そういう女性の多くは20代の頃の理想がそのまま通用すると勘違いしているため、婚活が難航します。
そのため、アドバイザーの助言を素直に聞き入れずに、40代に突入する女性は後を絶ちません。
それで「ここのアドバイザーは悪い、会社も悪い」と悪評を立てられたら、婚活業界だって納得がいきませんよね。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂