女性がもし会社の上司の納得いかない言動を愚痴ってきたら、男性はどうするでしょうか?
一般的には、「上司のこの部分はきちんと指摘した方がいい」「君もこの時点でここは明言すべきだったのでは?」と、問題を早く解決するために、最も効率の良い答えを導き出し、正論を解くでしょう。
しかし女性は「私がどんなに大変な目に合っているか共感して欲しいだけ」であることが多く、男性に解決方法を教えて欲しい、アドバイスが欲しいとは思っていません。
女性は「できる上司ならこんな悩みなんか生じない」とも思うでしょう。
男性は、女性のことを一番に思って、どうしたら今後こういう悩みを持たないで効率よく仕事に集中できるようになるかを一生懸命に説いただけです。
それなのに、女性から「あなたからアドバイスを欲しいわけじゃない、分かってくれない」と嫌な顔をされたら、どうしていいか困ってしまいます。
男性は「要は、こういうことだよね?」と要約し「この方法で解決すればいいのでは?」と解決に近づく手段を伝えただけ。しかし女性が求めているのは結論でも正論でもありません。共感と気付きなのです。
男性同士の会話はこれで何も問題がないのに、これだから女心は分からない、となるでしょう。
これが女性同士であれば、真っ先に相手の気持ちを組んで共感し、色々な気付きを分かり合おうとします。
男性の言うアドバイスが通じる上司であれば、悩みなんか生じません。それができない上司だから、愚痴を言ってストレスを発散しているのです。
ですから、聞いてあげること、共感してあげること、同調してあげることが大切。
ここでは、結論も正論もアドバイスも不要。男性は「それは大変だね」「困った上司だね」と女性の気持ちを分かってあげることが大切。これが思いやりに繋がるのです。
男性からすると「何の結論も出ていない」「話し合いの意味がない」「同じ話が堂々巡りしているだけ」と感じるかもしれませんが、それでいいのです。
オンライン婚活でカップルになって交際に発展した場合、女性は、自分から何かはっきり言うのは、はしたないし女性らしくないと考え、謙虚に振る舞おうとする人がいます。
そのため、何か言いたくても態度やニュアンスで示し、分かってもらおう、察してもらおうとしていませんか?
しかし、これこそ男女が分かり合えない大きな要因。
察してくれる男性は交際経験が豊富にある恋愛強者だけだと思ってください。
一般的にオンライン婚活に参加する男性は、恋愛経験が少なく、自信の無い人が多いです。ですから、「言わなくても分かってくれる」ことはありません。「きちんと伝えて分かってもらう」と頭を切り替えましょう。
監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂