「価値観の合う人がいい!」そもそも価値観って何のこと?

「結婚するお相手への第一条件は、何よりも自分と価値観の合う人!」婚活中の男女の多くはこう考えています。
長い間ひとつ屋根の下で生活を共にするのですから、価値観があまりにも合わないとお互いストレスになるでしょう。
ところで、価値観っていったい何なのでしょうか?具体的には何のことを指すのでしょうか?

目次

  1. ■そもそも価値観の定義とは?
  2. ■どんな場面で相手の価値観を判断する?
  3. ■価値観は違って当たり前。違いをどう埋められるか

■そもそも価値観の定義とは?

辞書によると、「何に価値を認めるのか、物事を判断する際の根底となる考え方」とあります。ですから、価値観は一人ひとりが違って当たり前です。

結婚相手を探すにあたってほとんどの人が口にする価値観という言葉。あまりにも多くの意味を含んでいて分かりにくい面もありますが、一方でなんとなく納得させられてしまうような便利な言葉でもあります。

■どんな場面で相手の価値観を判断する?

婚活ではさまざまな会話や場面で相手の価値観を垣間見ながら探ります。そして「この人は私と価値観が合うかも」と感じます。具体的にはどんなことから判断するのでしょうか?主な3つを挙げてみました。

●金銭感覚
結婚するなら、自分の収入に対して可処分所得の範囲できちんとやりくりができ、無駄使い借金をしない人がいいです。
ですから、自分が育った家庭環境と似ていて、今の自分の収入と近い人なら、金銭感覚が近いと言えるでしょう。
普段の生活で、どんなことにどれだけお金を使っているかが分かれば、お相手のだいたいの金銭感覚はつかめるでしょう。

●善悪の判断
日々の生活の中で、悪いことや嫌悪感を感じること、逆に良いことや快適なことが近ければ、価値観が近いかもしれません。
日々流れてくるニュースの中で、気になるニュースが同じだったり、琴線に触れる部分が近かったりするのも、分かりやすい指標となるでしょう。
どんな時に相手の立場を考えられるか、自分がその立場だったらどう行動するかなど、自分と近ければ価値観が近いかもしれません。

●食事のルールやマナー
食事のルールやマナーから、その人が育った環境はよく分かります。どれくらい時間をかけるか、残す時にはどうするか、テレビやスマホはOKかなど多岐に渡っているでしょう。
デートをしてみて、相手の食べ方が気に入らないからと、交際が上手くいかないこともよくあります。
どんなことが行儀が悪く、見苦しいのか。これらが似ているかどうかで、一緒に生活できるかどうかの判断基準になるかもしれません。

■価値観は違って当たり前。違いをどう埋められるか

価値観の似ている人がいても、完全に一致する人は存在しません。どんなに仲睦まじい夫婦でも絶対に価値観の違いはあります。
必要なのは、その価値観の違いをどう埋めていくかです。
お互いの価値観や考え方をまず尊重して認める、そして自分と相違があったら、話し合って埋める努力をすることが求められます。

ですから、婚活においてあまり「価値観、価値観」と縛られすぎないように頭を切り替えることも大切。
違いを楽しむくらいの余裕があった方が、上手くいくケースもあります。

監修:エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂

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